「心に残るロータリアンの言葉」

【第21回】

       

                                  

中井 義尚会員

「まことの幸福は人助けから」
  Real Happiness Is Helping Others                   
 先ず最初に、あなたをロータリーに引き付けたものは何でしたか?単に親睦を楽しむことでしたか?それともあなたが地域社会で何か意義ある仕事に参加することでしたか?あなたのロータリークラブの会員で、誇りをもって交際出来る人々について一寸考えてみましょう。ロータリアンを一味違った男や女に仕立てて行くのは何でしょうか?ロータリアンは自分の人生にある種の幸福感と深い満足感を見いだしているようにみえますが、それはなぜでしょう?        
 個人的な喜びや、満足感と幸福を求めることは万人共通の目標です。だが真のロータリアンとは、他人に奉仕し、人助けをすることによって得られる大きな満足感と尽きせぬ果報を発見した男達女達です。                    
 ロータリーの理想の真髄は、何ら個人的見返りを求めることなく進んで他人に援助の手を差しのべることです。驚くべきことですが、我々にとって最高の幸福感は、他人のために役立つように、また自分がこの世の務めを終った後まで永続きするような目的のために惜しみなく自分の時間と労力と財力を捧げる時に得られます。まことの幸福は人助けからということをロータリアンは発見します。   
 助けを求める真剣な声に応えてあげれば、何ともたとえようのない心の充実感に目の覚める思いがするではありませんか。幸福−それは恐らく人間すべての真底からの熱望−それが他人を助ける、という行為によっていともたやすく手に入る、という途方もない秘訣と普遍的真理をロータリアンは分かち合うのです。                              

      クリフォード・ダクターマン Cliford Dochterman (1992-93年度 R.I.会長)