「心に残るロータリアンの言葉」

【第13回】

       

                                  

中井 義尚会員(佐野会員代読)

「ロータリークラブの会員を真のロータリアンに改善すること」        
 ロータリーは上辺だけの人間を作るものではなく、人間の体質改善を行なうものである。ロータリー内部で体験を積むにつれて、人はロータリアンとなるのである。          
 人がどのような生活を送り、どのような考え方をしてきたかは、ロータリアン達は深い思策に立って多面的なロータリーを追究し、そしてロータリアン以外の人達には見えない事柄を見通さなければならない。そしてロータリアン達の顔には、その心の成長が刻み込まれるようになり、もはやロータリーはメッキではなくなって、その心そのものの現れとならねばならない。 
 「ザ・ロータリアン」、各クラブの刊行物、国際ロータリー定款、ロータリー倫理訓およびロータリー綱領は、真のロータリアンたらんと志す人達の読むべき文献である。このように広大無辺の友愛と行きとどいた企業経営理論を会得しようと望むものは研究せねばならぬ。                 
 すべてのロータリアンよ。ひたむきにロータリーを見つめよう。企業経営のあり方の真髄を極めるために研究を行なおう。われわれの生活を奉仕という雄々しい旋律に合わせよう。われわれの心を差別なき友愛心たらしめよう。        

                (ガイ・ガンティカー氏の「ロータリー通解」より(その3))