「心に残るロータリアンの言葉」

【第12回】

       

                                  

中井 義尚会員

「ロータリアンたるのなすべきこと   出 席」                 
 ロータリーに欠席扱いはない。ロータリーに入会が認められた者に対して、ロータリアンという名誉ある地位を引受けた以上、あらゆるロータリーの会合に必ず出席すべき義務を負うことを告げなければならない。                                
会員選考委員会は          
 (1)会員候補者が企業の管理者であること
 (2)当該事業所がその職種において指導的なものであること
 (3)その人柄が高潔であること                          
 (4)その信用状態の問題がないこと
 (5)社交性をもっていること
について問題なきものとの結論に達したとき、その次に起こる重要な問題は、その会員候補者がロータリアンとしての熱意をもつ人か、出席を欠かさない人か、実践活動を怠らない人かという点である。
 出席義務を果たすべき確固たる保障のない場合には、その職種の代表とならないほうがよいのである。ロータリー・クラブは、いわば電流の通った電線のようなものであって、電線というものは、電気が通ったり通らなかったりするようでは役には立たないのである。常習欠席者罷免の原則は、企業上の決断のごとく断乎として行なわなければならない。出席率の高い会員こそロータリー・クラブの財産なのであり、そして退職や転職以外の理由で会員の入会・退会が常に行なわれていることは、明らかに欠陷であってこれがクラブを実効性のあがらないものにしてしまうのである。        

                (ガイ・ガンディカー氏のロータリー通解より)