「心に残るロータリアンの言葉」

【第6回】

       

                                  

中井 義尚会員

「ロータリーから受ける恩恵」                   
 チェス・ペリー(初代事務総長)は「奉仕の精神」はロータリーの高速道路であり、四つの綱領は四本の車線だと考えています。           
全員一致の見解を望むことは不可能です。25万人(当時)のロータリアンの中でもロータリーの理想的な活動において、完全に意見が一致する人は二人といません。各人の異なった顔型と同様に、人々にはそれぞれ違った考えがあります。大体人間の考えというものは、色彩以上に変化に富んでいます。然も、人の考えを直すのは難しいことです。                   
人間の信念は、気質、遺伝、環境、経験等、色々な要素によって決まるものです。従って指導者たる者は、隠忍自重よく考えた上で決断しなければなりません。ロータリーが独断的になっては役に立ちません。  
ロータリー運動に参加している人たちが満足しているのは、ロータリーから受ける小さな恩恵でも、それはそれなりに価値があると考えるからです。きちんきちんとクラブの会合に出席すると、会員相互の友好親善を通して人生が豊かになります。また、ロータリーの文化、プログラムに参加すると、精神的、倫理的な視野が広がることが分ります。          

                P.ハリス(ロータリーへの道より)