岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2016〜2017年度RIテーマ
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制作:資料管理・OA委員会


〜会長の時間 2月〜
 2017年 2月 3日  第1953回

卓話講師の森栄子様、ようこそいらっしゃいました。後ほど卓話よろしくお願いいたします。入会予定者の岩出善久様、河畑啓造様ようこそいらっしゃいました。
報告がございます。堺利晶ロータリークラブが、2016年11月30日付にてRIから脱会されました。過去にはいろいろ問題がありましたが、ここでは述べないでおきます。ただ、ロータリアンでなくなっても、ロータリーで学んだ良いことを実践してほしいと思います。
1月30日〜2月3日は「大寒」の末候である「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」です。春の到来を感じた鶏が、卵を産み始める時期とされます。鶏は鳴いて夜明けを知らせるため、日本でも古来、神や悪霊が来往する夜と人間が活動する昼との境目を告げる霊鳥と見なされてきました。「天の岩戸神話」でも岩屋に隠れた大陽神・天照大神を外に連れ出すのに一役買っており、大陽再生信仰との結びつきが見られます。このようなことからも、鶏は、長く暗い冬の終わりと春の到来を期するにふさわしい動物といえるのではないでしょうか。
明日、2月4日は「立春」です。文字どおり「春立つ」時節ということで、寒さも峠を越えてこれからは春に向かうことを意味する節気名です。旧暦ではここをお正月としていました。ちなみに33年前の2月4日に私は結婚しました。ただこの年は2月4日が節分でしたが。
2月4日〜2月7日は「立春」の初候である「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」です。春の兆しとなる暖かい風が東方から吹きはじめ、冬の間に湖や池に厚く張りつめた氷を少しずつ融かしていきます。ちなみにこの「東風」、ここでは「はるかぜ」と読んでいますが、「こち」と読ませ、「梅東風(うめごち)」、「桜東風(さくらごち)」「雲雀東風(ひばりごち)」など時期に応じた名をつけて呼ぶこともあります。
今月は「平和と紛争予防/ 紛争解決月間」です。この問題は簡単には扱えませんが、それを承知で、ごく単純化してお話ししてみたいと思います。
個人間の争いは様々な理由がありますが、世界の紛争は「資源」・「宗教」が原因だと考えています。
資源にもいろいろあり、地下資源を一番に思いつくかもしれませんが、農地、港、労働力も資源です。地理的位置も戦略的な資源と言えるかもしれません。太平洋戦争も資源を封鎖されたために起こった戦争といわれています。資源の問題を解決するのは、経済・流通と工業技術だと思います。資源のない日本はこれで発展してきた国です。
もう一つの宗教問題は一神教の問題と言い換えることができるかもしれません。一神教では神は唯一であり、他の神を認めることができません。モーセの十戒は「わたしのほかに神があってはならない。」を第一条としています。この旧約聖書のユダヤ教から、新約聖書のキリスト教、そしてコーランのイスラム教までこの神は同一の神とされています。
私たちは人間ですので、神のすべてを理解することなどできません。そのことを認めて、同じ神を別の角度から崇めているだけだと認め合えればいいのですが。なかなか難しいことなのでしょうか。
日本は好運にも一神教ではなく八百万の神々なので、宗教的寛容性が大きいことが幸いしているのかも知れません。

 2017年 2月10日 第1954回

入会予定者の岩出善久様、河畑啓造様ようこそいらっしゃいました。
2月8日〜2月12日は「立春」の次候である「黄鶯?v(うぐいすなく)」です。山里では、春を象徴する鳥である鶯が美しい音色で鳴き始める時期です。鶯は冬の間は山中で過ごし、春の訪れとともに平野へと下りてきて、雄がおなじみの「ホーホケキョ」のさえずりを聞かせます。鶯の初鳴きは一般に温暖な地方ほど早く、「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上していきます。
2月13日〜2月17日は「立春」の末候である「魚上氷(うおこおりをいずる)」です。川や湖の水がぬるみ、表面の氷が割れて魚が飛び出してくる様子を表しています。現在の都会暮らしではなかなかお目にかかることはできない光景ですが、目には見えずともすぐそこまで来ている春の息吹が感じられる言葉ではないでしょうか。
2月18日は「雨水」です。この頃になると寒さがほんの少し和らぐのが感じられます。厳しい冬の間降っていた雪が雨に変わり、川や池に厚く張っていた氷も融けて水になっていきます。
2月18日〜2月22日は「雨水」の初候である「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」です。雪に代わって、しっとりとした春の雨が降り始め、冷たく締まっていた土を徐々に潤します。土の中で眠っていた動物たちが目覚めるのももうすぐです。
2月5日の日曜日は久米田池の清掃が雨で中止でしたので、「岸和田高校こどもクッキング」に行ってきました。参加して下さった夏原会員、平瀬会員、ご苦労様でした。また、お茶碗を提供して下さった会員の皆様、ありがとうございました。
桜餅を自分で作って、お抹茶で頂きました。使った物は自分たちでちゃんと洗っていました。調理を始める前ですが、小学2年生の参加者がちゃんと手洗いができているのを見て感心しました。皆さんはこの手洗いができますか?インフルエンザにノロウイルス、学校でも集団感染が問題になっているので、学校でしっかり教えられているのでしょう。毎日家でもできているのかは疑問ですが、こんな時にはちゃんとできるようです。
ちなみに、私の診療所では、診察の直前に「がまんできない」と言ってトイレに走る子供が時々いますが、帰ってきたときに「手を洗ったか」と聞いてみると半数近くが「あっ、忘れた。」と答えます。この辺が日本の教育の限界でしょうか。
さてこのようなお話をしたのも、これが「紛争予防/ 紛争解決」につながる事だと考えるからです。先週、紛争予防には「資源の問題を解決するのは、経済・流通と工業技術」だとお話ししました。また、「宗教問題には理解と寛容性が大事」だとお話ししました。これらはすべて『教育』が解決してくれる問題です。全ての基本は『教育』なのです。そして自分で考える事ができる力をつけることが大事です。