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会長の時間 11月 |
2017年〜2018年度
岸和田東ロータリークラブ会長
池 内 清 一 郎
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| 2017年 11月10日 第1986回 |
「地区大会について」
田川様、美馬様ようこそお越し下さいました。
１１月４日、５日と和歌山市において、２６４０地区の地区大会が開かれました。参加していただいた会員の皆様ご苦労様でした。
１１月４日は、ＲＩ会長代理の大室様の講演がありました。
これからのロータリーについていろいろ考えさえられるお話でした。
その後、選挙人会議が開かれました。私と上林幹事が選挙人として参加しました。選挙人会議の内容、結果について皆様のポケットに入れさせていただいていますので、お読み下さい。
昨年度の財務報告については承認をされましたが、未収入金６３０万円についての取り扱いについては、貸倒損失ということで決算上は処理するが、債権放棄はしないということになりました。
これについて、私は、回収不能について会員への報告を求めるという意見を述べました。夜のＲＩ会長代理ご夫妻歓迎晩餐会にも私と上林幹事で参加しました。
翌５日の会議は、藤井ガバナー補佐が男性と一緒に司会をされました。
そして、私たちのクラブの事務局の佐藤さんが３０年表彰を受けられました。おめでとうございます。事務職員さんの永年勤続表彰のなかでは佐藤さんの３０年は一番短く、中には４３年という方もおられました。佐藤さんにはまだまだ頑張ってもらいたいと思います。
それから３クラブからの活動報告がありました。一つ目は、和歌山中ＲＣのフィリピンでの長年にわたる保育所建設、奨学援助事業です。
二つ目は、高野山ＲＣのロータリー１００年の森を守る活動です。三つ目は、和歌山アゼリアＲＣのメンバーでバンドを結成し、いろいろなところへの慰問活動です。
午後からは、東大寺長老の北河原公敬氏の「菩薩の心とロータリー」と題しての講演がありました。
菩薩の心とは、人に対する思いやり、見返りを求めない奉仕ということであり、ロータリーと共通するものであるとのお話が心に残りました。
私は、昨年の地区大会では、地区の正常化が進んでいるということを思いましたが、今年の地区大会では、より一層正常化が進んでおり、最後の挨拶で、ホストクラブである和歌山城南ＲＣの浦様（副実行委員長）が、正常化という言葉が死語になったとお話しされていましたが、まさにそのとおりであることを感じた地区大会でした。
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| 2017年 11月17日 第1987回 |
「地域社会に向けた活動について」
田川様入会おめでとうございます。
今日は、ロータリーの地域社会に向けた活動についてお話をします。
１９０５年２月にロータリークラブが創立されました。創立後２年を経過すると、その存在がシカゴの人々にも知られるようになり。会員の勧誘も進んでいました。会員の中に、弁理士さんがいなかったので、ポール・ハリスは、知り合いの弁理士に入会を勧めました。彼は、ロータリーの会則を読んだ後、首を横に振りました。驚いたポール・ハリスに対し、彼は、「このクラブは、閉鎖的な内部利益交換の団体にすぎず、社会的存在意義が欠けている。」と言って、入会を断りました。そこで、ポール・ハリスは、すぐさま会則の修正案を作成し、次の１項目を付け加えました。
３ シカゴ市への最大の関心事を発展させ、市民の間にシカゴ市民としての誇りと忠誠心とを浸透させること。これにより、ロータリーは、内部の相互扶助活動と親睦だけでなく、地域社会にも目を向けることになりました。上記項目が追加されたことにより当初は入会を断った弁理士も入会し、以後、市民意識の向上と対外姿勢の形成という意識改革に大きな役割を果たされたようです。
１９０７年２月、第３代会長にポール・ハリスが就任し、次のような目標を立てました。
１ 会員を増やしてクラブを充実させること。
２ 他地域にロータリークラブを設立する支援を行うこと。
３ 地域社旗へ向けての活動を発展させること。
そして、ロータリークラブとして地域社会へ向けての最初の活動が、公衆便所の設置運動です。シカゴの中心部に公衆便所がないため市民が不便な思いをしていることを聞いたポール・ハリスは、公衆便所設置運動に取り組みました。
そして、１９０９年、市庁舎と市立図書館の横に公衆便所が設置されました。
しかし、これを社会奉仕の始まりとするのはどうかと思います。なぜなら、公衆便所は市の予算で設置されたもので。ロータリアンの寄付による慈善事業ではありません。
また、この当時のロータリーには、「奉仕」という理念はまだ生まれていませんでしたし、もちろん、１９２７年になって登場する「社会奉仕」という概念も、この当時は存在していませんでした。しかし、このことがその後、「社会奉仕」につながって行ったことは間違いないと思います。 |
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