岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1968回例会 6月 2日(金)

卓 話

【親睦旅行のご報告】









奥  忠 道 会員




5月27日土曜日から28日に掛けて東北方面へクラブ親睦旅行に出掛けました。早朝に、福祉会館前を出発、7時5分発のANAで一路、岩手県は花巻空港へ。大阪は晴天なのに花巻は雨天、予定より早く到着。
雄弁なバスガイドさんの案内で旅が始まりました。JR釜石駅から三陸鉄道南リアス線に乗車、車輌は二両連結の後車、貸し切り列車に乗車。可愛い女性ガイドさんの案内で沿線の説明を受ける。いたるところ震災復興工事が続いている。終点の盛駅で下車、再び観光バスに乗車。陸前高田市で今はモニュメントになっている「奇跡の一本松」を仰ぎ見る。7万本の松が津波でなぎ倒され唯一残る。津波被害の凄さを体感。そして大船渡経由で南三陸町へ、今夜の宿に到着する前に南三陸さんさん商店街へ立ち寄りお買い物。商店街は盛り土(約10m)がされた上に構築されていて、南三陸庁舎であった防災センターの遺構がすぐ近くに見える。現地に立ち震災被害の凄さに驚きを感じざるを得ない。
翌朝は宿泊先ホテルのご厚意で、実際に震災に遭遇された社員の方が現地の案内をして下さいました。震災の遺構はほとんど取り壊されていましたが、残されていた高野会館を見学、そして震災遺構である防災センター前に設け
られた祭壇にお線香を手向け、合掌。そして石巻へ向かいました。
北上川沿いの風光明媚な風景が眺望される石巻市立大川小学校の遺構へ、ここでは74名の児童、10名の教師が亡くなりました。亡くなられた児童のお父さん方が語り部として、どうしてこのような惨劇に遭遇したかを時系列でお話して下さいました。地震が発生して約50分、どうして助かる行動に移れなかったのか。校庭に設けられた慰霊碑にお参りし、複雑な思いを持ちながらこの場を後に致しました。
旅は続き宮城県の観光地、松島へ。ここは日曜日でもあり大勢の観光客で賑わっていました。帰りは遊覧船で、津波による松島湾の島々の浸食状況を見ながら塩釜港へ。そして仙台空港へ。ロータリークラブからの義援金で作られたモニュメントの前で記念撮影。一泊二日の親睦旅行、複雑な思いを持った旅となりました。