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『 卓 話 』 |
【外から岸和田をながめて】
岸和田文化事業協会
会長 松 本 則 子 様
(担当:平瀬有里会員)
岸和田市上町で生まれて72年。22歳で人形劇団クラルテに入り、60歳頃まで日本中を巡業したり、子どもと演劇の全国組織の役員をしてほとんど岸和田に居ない生活をしていました。
日本のあちこちへ行って、文化があると感じる町は不思議と城下町です。それと美しい川が流れる町も私は好きです。残念ながら岸和田を流れるのは神於山を水源として市内を抜けて茅渟の海に流れる川しかありません。
岸和田には大阪府内で最も古く美しい杉江能楽堂があり、お城には八陣の庭があります。その一角に登録指定文化財の自泉会館があります。自泉会館のホールの音の響きは素晴らしいです。これらの良い環境をうまくコーデュネートして岸和田の文化の日を生み出すのが私の夢です。こんな素晴らしい環境があるのに、岸和田に住む人はあまりそのことを感じていないようです。
素晴らしい文化をそこに暮らす人と文化を創る人と企業の人が手をつないで作れたらというのが、岸和田文化事業協会の会長をさせてもらっての一番の夢です。
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