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『 トピック 』 |
●「地区を正常化する会報告」 池内清一郎 会員
11月19日、和歌山市において第19回地区を正常化する会が開かれました。議題は、協賛金の返金についてです。地区を正常化する会の運営等のため協賛金を支出したクラブは24クラブであり、その合計金額は441万7000円でありました。現在、地区は一応落ち着きを取り戻しており、この段階で残金(約270万円)を清算して拠出していただいたクラブに返金することが決まりました。当クラブへの返金額は約12万2000円の予定です。来年の2月か3月に地区を正常化する会の解散の会議が行われる予定です(この会議の費用は参加クラブが負担する)。
●「ご案内」 米本直樹 会員
私が入寮しておりました東京学生寮のご案内です。貴重な例会のお時間を戴き有難うございます。毎年、大学入試が始まる前にお願いをしております、入寮生募集の件です。パンフレットに具体的な学生寮の内容を記載させて戴きました。来年は高等学校推薦枠として7名、普通入試枠として7名、計14名を募集致します。来年1月と3月に入寮選考を行う予定です。是非、東京の大学に進学される方々をご紹介下さい。
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『 卓 話 』 |
【 AGAとは 】
畑田率達 会員
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で男性型脱毛症の意味です。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、または双方から薄くなってきます。AGAの人は全国で1260万人いますが、何もしなければ、髪の毛は減り続け、薄くなるため早めのケアが必要です。髪の毛は毛包で作られ、毛包の根っこには毛球があり、毛母細胞と毛乳頭で出来ています。
正常時のヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つの時期に分けられます。髪の毛は成長期に2年〜6年かけて成長し、太くしっかりした毛となり、1ヶ月に約1cm伸びます。しかし、AGAの場合は髪の成長期は数カ月〜1年と短く、毛包が十分に成長せず、退行期、休止期に移行してしまうため、うぶ毛のような髪の毛が増えてしまうのです。
AGAの原因物質はテストステロンが5α還元酵素によって変換され作られた男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストロン)で、このDHTが脱毛部の毛根に高濃度に作られ、ヘアサイクルの成長期を短くしています。
DHTはAGA以外にニキビ、前立腺肥大症の原因になっています。AGAではうす毛になっていてもうぶ毛が残っている毛根が残っている限り、髪の毛は太く、長く育つ可能性があるため諦める必要はありません。
抜け毛は初夏から秋にかけ増えるという報告がありますが、AGAと間違えてはいけない脱毛もあります。円形脱毛症、粃糠性脱毛症、機械性脱毛症、抜毛症、薬剤による脱毛などがそうです。
薬剤治療の前にすべきことは、正しいシャンプーの仕方です。軽くブラッシングして、髪をお湯ですすぎ、汚れをザッと落とし、シャンプーを手のひらでよく泡立てて、指の平で頭皮をマッサージするように洗い、あと、シャンプーが頭皮や髪に残らないように、たっぷりのお湯ですすぎ、リンスやトリートメントで毛先を整え、しっかりすすぎ、吸水性の良いタオルでたたくように髪の水分をとり、ぬるい目のドライヤーで乾かすのがいいと言われています。
髪のコンディションには栄養も必要で、タンパク質の合成を助ける食べ物(亜鉛を含む):牡蠣、イワシゴマ、ワカメ、昆布、アーモンド、頭皮環境をよくするために、ビタミンA,ビタミンC,ビタミンB6,ビタミンEを摂るのも大切です。
喫煙は頭皮の血行を悪くして、髪の栄養不足を招くため、控えることが大切です。自律神経の乱れも悪影響となるため、ストレスのない生活も大事です。
薬物治療では飲み薬と塗り薬などの治療法があります。AGAは治療を始めてもすぐに効果が現れることはなく、長期的な治療が必要です。
飲み薬にはプロペシアとザガーロがあります。それぞれの薬剤はテストステロンをDHTに変換する5α-還元酵素を阻害し、脱毛症を引き起こすDHAの産生を抑え、脱毛を治療する薬剤です。DHTや5α-還元酵素が前立腺肥大やうす毛に影響をもたらすことが医学的に判明し、プロペシアしばらくしてザガーロが誕生しました。一部の学者の中で、なぜ、アメリカインディアンには高齢になってもうす毛の人はいないのかという疑問からノコギリヤシの成分に同様の効果があることがわかったのです。アメリカインディアンはノコギリヤシを子供の頃より強壮剤として摂っているからこそ効果がみられるが、前立腺肥大症やうす毛になってからではプロペシアやザガーロでなければ治療効果が間に合わないといわれます。
プロペシアやザガーロの服用で気になるのは、性欲減退や勃起不全の副作用ですが、プラセボと比較してあまり差はないとのことです。
塗り薬のことは佐藤さんに、飲み薬は医療機関にご相談ください。
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