『 国際ロータリー第2640地区 地区大会 』 |
大会1日目 10月22日(土)
於:アゴーラ・リージェンシー堺
福井隆一郎ガバナー
講師 小野山 亮様
大会2日目 10月23日(日)
於:アゴーラ・リージェンシー堺
福井隆一郎ガバナー
岡部泰鑑RI会長代理
講師 国谷裕子様
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『 トピック 』 |
小田一法会員入会式
職業分類:結婚式場
推薦者:藤井秀香会員・寺田美昭会員
正面隆夫会員退会のごあいさつ
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『 卓 話 』 |
【伴走活動の普及啓発の実践】
岸和田視覚障害者協会
理事 中村 香純 様
視覚障害者とともに走る会
実行委員 沖藤 政紀 様
実行委員 西野 孝子 様
(担当:西野英行会員)
視覚障害者とともに走る会は、今から5年前、5人のメンバーで結成しました。結成した背景として、長居公園(大阪市)では毎月、視覚障害者の伴走活動が活発に行われており、ぜひこの活動を岸和田(泉州)でも広げたいと思ったのがそもそもの始まりです。
第1回目は、中央公園で開催しました。当時は、岸和田で走っている視覚障害者はほとんどおらず、長居公園で練習されている視覚障害者のランニングクラブ「わーわーず」の方々にたくさん来ていただいて、伴走の体験をさせてもらいました。視覚障害者とはじめて接する参加者が多く、見えないということがどういう状態なのかを学んでもらいました。
その後年に1回、行事を開催するごとに、大会を支えるスタッフや伴走者も増えました。運営面では、できるだけ視覚障害者に配慮できるように、駅からの送迎のマッチング、視覚障害者の走力に合わせたペアリング、健常者にはアイマスクをつけて走る疑似体験をしてもらいました。今年の大会では、「久しぶりにトラックを走ってみたい、100mにもチャレンジしたい」という障害者のリクエストがあったので、100m、200m、3000m、5000m走を実施しました。障害者からは「とても楽しかった。また行ってほしい。」という感想をいただきました。これからも障害者の方々の声を反映できるような柔軟な運営を心掛けていきたいと思います。
我々の活動のねらいであった「岸和田(泉州)で視覚障害者のランナーを発掘する」「伴走できるランナーを増やす」ことも実感できるようになりました。「目標は東京パラリンピックのマラソン出場」を宣言された40代の視覚障害者ランナー。彼の練習パートナーとして支える伴走ランナーたち。大きな目標に向かって、みんなが力を合わせて走っている姿を見て、実行委員として5年携わってきて、とてもやりがいを感じています。
また、彼に続けとばかりに、今度は20歳の知的障害者から「走るのが大好きで大好きで、でも走るのを教えてくれる人がいないんです。」とご依頼を受けました。彼も"パラリンピック"という目標を掲げています。この若い青年を私たちは走りで応援していきたいと思います。
私たちは子どもたちに"障害理解"を深めるために、市内の小中学校で伴走教室を開催しています。社会福祉協議会から依頼を受け、年に1〜2校伺っています。「アイマスクをつけると怖いけど、伴走の人が声掛けをして指示してくれたら走れた」と感想を書いてくれた子どもたちもいました。今後も継続して子どもたちと関わっていきたいと考えています。
最後に、忘れてはならないのが、この活動がご寄付で支えられていることです。岸和田東ロータリークラブ様をはじめ、数団体から毎年ご寄付をいただいております。私たちは伴走活動を通じて、障害者がいきいきと活躍する社会となるように、岸和田や日本全体が元気になっていくことに寄与できればと思っております。これからも末永くご支援ご協力いただきますようお願いいたします。
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