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〜会長の時間9月〜
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先週の土曜日、27日に開催された「きれいな岸和田大作戦」の和泉大宮駅周辺の清掃には10名の会員が参加していただきました。お疲れ様でした。
今日、9月2日から9月6日までは処暑(しょしょ)の末候である「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。稲の花が咲いてひと月あまり、稲穂には米の粒がこぼれるように実り、日に日に熟していきます。今年度の夫人夫君誕生日のお祝いのお米も何人かにはもう届いていると思いますが、いかがでしたでしょうか。
さて、今月は「基本的教育と識字率向上月間」です。世の中の問題の大半には教育問題が隠れています。経済発展にも社会生活にも、親子の問題にも、モンスターペアレントやクレーマーにも政治にもそして世界平和にも、すべて教育をどうするかの結果だと考えます。教育をどのような形で、どのように教えていくか。どのような年齢の子供に何を教えていくか。考えていくべき点は山のようにあります。
江戸時代、日本の識字率は世界一でした。当時日本に来た外国人が一般の町民まで文字が読めることに驚いたと思います。瓦版はもちろんたくさんの本が庶民のために発行されていたのは驚くべきことです。これは、江戸や城下町だけの話ではありません。農民も寺子屋に通い読み書きができました。しかも農家のための教科書も江戸時代からすでにありました。『田舎往来』・『農業往来』・『百姓往来』などです。
読み書きだけではありません。算数どころか高等数学の和算が趣味として農村まで流行りました。「こんな問題が解けたぞ」と問題を書いた額を神社に奉納する習慣もありました。ということで、江戸時代の寺子屋教育というものをもう一度見直してみることも必要と考えています。
過去の教育改革においては、根本的な教育改革とか言っても大した改革にはなっていないように思います。私はもっと極端な改革案を主張していますが、詳しく述べると時間がかかりますので、いずれ卓話の時間にでもお話ししたいと思っています。
教育内容としては論理的思考をもっと教えるべきと考えています。感情ももちろん大事ですが、論理的に思考ができるというのはもっと大事なことです。論理的に物事を考えることができれば、後からでもいつでも興味を持ったとき、疑問に思った時に勉強をすることができます。もちろん、文系教育をないがしろにするような意味ではありません。文系の論文も当然論理的な思考により作られるものだからです。
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岸和田市社会福祉協議会の青山織衣様、ようこそいらっしゃいました。後程卓話宜しくお願いします。
岡本平仁青少年奉仕委員長、9月4日(日)に開催されたクラブ青少年交換委員長会議お疲れ様でした。
さて、岸和田東RC細則第3条第1節に従い、10月21日(金)指名委員会を開催致します。指名委員会は、会長、会長エレクト、および3名の直近パスト会長で構成し、次次年度会長、副会長、幹事、会計、会場監督及び5名の理事を指名委員会より指名し、年次総会(12月2日)にて承認して頂きます。指名委員会は、横田、池内会長エレクト、米本パスト会長、畑田パスト会長、藤井パスト会長 以上の5名です。
季節のお話です。9月7日から二十四節気では白露(はくろ)です。昔の人は、草木に降りた露が白濁したように見えることを、夏から秋への交代期の目印としたそうです。昼間の残暑はまだまだ厳しい時期ですので、白露という言葉にせめて涼しさを感じ取りたいものです。
9月7日〜9月11日は七十二候の初候である「草露白(くさのつゆしろし)」です。意味的には白露と同じような言葉になります。露は放射冷却などで空気中の水蒸気が冷やされてできるもので、夏から秋への季節の変わり目など、朝晩の気温が下がるときによく見られます。
来週、9月12日〜9月16日は次候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」です。鶺鴒は水辺に棲みますが、民家の軒下や石垣にも巣を作る身近な存在です。久米田池でも見かけますが、自宅の前の道路でもちょくちょく見かけることがあります。ピンと伸ばした尾を上下に振りながらちょこちょこ歩く様子から「イシタタキ」などの異名があります。
日本書紀には伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が愛を交わす際、鶺鴒の尾の動きに倣ったというくだりがあり、「オシエドリ」とか「トツギオシエドリ」などともいわれます。
来週末の9月17日〜9月21日は末候の「玄鳥去(つばめさる)」です。春先に飛来した燕は子育てをしながら日本で夏を過ごし、秋になると暖かい東南アジアやオーストラリアまで数千Kmも飛んでいきます。燕は害虫を食べる益鳥として親しまれてきました。私の家の軒先に燕が巣を作ったことはいままでありませんでした。来年こそは軒先に燕が巣を作ってくれるのを期待しています。
さて、皆さんは「世界一大きな授業」というのをご存知でしょうか。2000年に開催された世界教育フォーラムで、日本を含む164の国が2015年までに世界中の子どもたちが小学校に行け、大人たちが字を読めるようになる環境を作る合意をしました。教育協力NGOネットワーク(JNNE)は世界のNGO、教職員組合と共に、各国政府が合意した目標が予定通り実行されるため、2003年から毎年「世界一大きな授業」を開催し、途上国の教育の現状を政府や市民に訴えてきました。
「世界一大きな授業」とは、世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるイベントです。今年も世界100か国以上で開催し、参加者の声を各国政府に届け、教育政策に反映するように働きかけます。「すべての子どもに教育を」を合言葉に2003年にスタートし、2008年には885万人が参加、ギネス記録にも認定されました。日本でも2015年には72,463人が参加しました。
http://www.jnne.org/index.html
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