岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2016〜2017年度RIテーマ
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制作:資料管理・OA委員会


〜会長の時間7月〜
 2016年 7月 1日  第1926回

前年度の事業ですが、6月26日の港湾美化啓発活動に参加してくださった皆様、お疲れ様でした。梅雨の合間の晴天で、この時期にしては珍しく気持ちの良い涼しい風が吹いていました。
また、6月25日には「岸高こどもクッキング」の打ち合わせに前年度青少年奉仕委員長の川植会員、本年度の岡本委員長、米本前会長、畑田会員が参加してくださいました。本年度も続く事業です。よろしくお願いいたします。
今日から新年度です。米本前会長、岡本前幹事、お疲れ様でした。
いきなり1日から例会があり、心の準備もできていない状態です。しかも、私の年度の最終例会は来年の6月30日ということで、目一杯1年間務めさせていただきます。会員の皆様、ご協力よろしくお願いいたします。
ロータリーは逆ピラミッドと言われることがあります。それは、クラブの活動が主体で、それをサポートするのが、地区やガバナーであり、また、RIであるからです。そして、クラブにおいては、ロータリアン一人一人がロータリー活動の中心であり、それをサポートするのが、会長です。今年一年、会員皆様の雑用係として働かさせていただきます。
今日は二十四節気では夏至、七十二候では半夏生(はんげしょうず)です。夏至は皆さんよくご存じだとは思いますが、一年で一番昼が長く夜が短くなる時期です。さて、七十二候の「半夏生」とは、夏至から数えて十一日目のことで、烏柄杓(からすびしゃく・半夏)が咲く頃だからとも、半夏生の名をもつ草の葉が白く染まる頃だからともいわれます。農作業の大事な節目で、かつては田植えは半夏生までに済ませるものでした。酒肉を禁じ野菜を摂らないなど、物忌も多かったようです。関西では半夏生に蛸を食べる習わしがあるそうです。この頃降る雨を「半夏雨」といい、大雨になるとされています。梅雨ももう少し続くようですのでご注意ください。

 2016年 7月 8日 第1927回

昨日から二十四節気では小暑(しょうしょ)です。すでに日は短くなり始める一方で、暑さはこれからが本番です。七十二候では温風至(あつかぜいたる)です。梅雨の雲間から注ぐ陽射しは日に日に強く、吹く風も熱を帯び始めます。本格的な夏の到来を予感させる頃です。
さて、今週の会報には夫人夫君誕生日が記載されていますが、先週お話ししたように、今年の夫人夫君誕生日のお祝いはお米です。
私は、ご飯が大好きです。でも、朝はパンとコーヒーですし、昼は、愛妻弁当でご飯をたくさん食べますが、夜は、ビールを飲むので、ご飯は二日にお茶碗に一杯ぐらいです。
そのためもあってか、どうせ食べるならおいしいご飯をと、いろいろ食べ比べて、好みの銘柄を探しています。以前は様々な産地のコシヒカリでしたが、北海道の「きらら397」や「ななつぼし」、青森の「青天の霹靂」をはじめ熊本の「森のくまさん」まで色々試しました。先週からは宮城県の「つや姫」を食べています。その前はしばらく北海道の「ゆめぴりか」でした。どちらもおいしいお米です。炊飯器との相性や水加減もあるのですが、現在のところ、一番好みは北海道の「ゆめぴりか」です。
さて、日本は瑞穂の国と言いながら実際に新米を庶民が食べるようになったのは戦後の事と聞いています。それまでは麦飯が大半でそれも古々米の方が重宝されたとかいう話もあります。コメの味を気にしだしたのはごく最近の事です。
ちなみに「コシヒカリ」や「ササニシキ」のように品種をカタカナで書くのは国によって育成された品種で、「あきたこまち」のように都道府県が育成した品種は平仮名や漢字で書くという区別があったそうです。しかし、平成3年以降は制限もありますが、比較的自由に名前がつけられるようになりました。
また、古事記や日本書紀で神武東征の話を読んだり、古代の事を調べると分かるのですが、司馬遼太郎の言葉を借りれば「大和政権は、国家の成立の基礎を、儒教やキリスト教のような抽象的なものに置かず、きわめて現実的なもの―稲作農耕―に置いていた」ということです。非農耕者を農耕に従わせ、野や谷に定着させることが国家の神聖な事業であり、大和政権の『征服』というのも狩猟民を農民にするというのが目的であったということです。宗教上の抗争や領土の争奪ではなかったために、戦争も残虐ということはさほどなく、その戦法ももっぱら大部隊を持って脅かし、蝦夷が降伏しさえすればそれを定着させ農民にしてしまい、それでもって征服したとなるのです。元々、日本の戦争には虐殺などという考えはなかったのです。そんなことをすれば、大切な農民がいなくなりますから。日本がいかに農耕(特に米作)によって成り立っていた国かがわかると思います。
また、現在の戦争やその後の解決策もこの辺に答えがあるように思っています。つまり、飢えからの解放、腹いっぱいのご飯を食べること、そのための農業技術を指導すること、そして宗教や慣習などは寛容にと言うことです。

 2016年 7月 8日 第1927回

ガバナー補佐の毛利二様ようこそいらっしゃいました。後程クラブ協議会、宜しくお願いいたします。
7月12日から明日までは七十二候では「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。二十四節気の小暑(しょうしょ)の中でも2つ目の季節です(次候といいます)。蓮の花は深夜2時過ぎにひっそりと開き始めます。私もまだ見たことがないのですが、一度はこの花が開く瞬間を見てみたいものです。花が完全に開くのは明け方で、昼過ぎには閉じてしまいます。これを三日繰り返し、四日目、花びらは再び閉じることなく散っていきます。涼気が残る夏の朝、極楽浄土のような風景に触れてみたいと思っています。
7月17日からは小暑(しょうしょ)の末候である「鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)」です。日本で鷹といえばオオタカをさすようです。鷹狩りに用いられるなど、猛禽類の中では昔から人に身近な存在でした。5、6月に孵化した雛はこの季節、巣立ちの準備に飛び方を覚え、狩りを学び、独り立ちに備えます。
さて、この時期の夜の楽しみは、蓮だけではありません。セミの羽化もなかなか神秘的できれいです。今年はセミの声を聞くのが例年より少し早いようです。うちの庭でもセミの羽化を多数見つけました。
セミは地上に出ると1-2週間の命と言われていましたが、これは成虫の飼育が困難ですぐ死んでしまうことからきた俗説だそうです。野生では1か月ほど生きるそうです。
なぜ1週間の命と言われていたか私は不思議でした。というのも、セミの羽化の写真を撮ろうと夏の夕方に観察していると、羽化が見られるのはこの時期の1週間ほどで、特に2〜3日に集中して見られます。しかし、皆さんご存知のように。セミの成虫はこれから1か月以上見かけられます。自然とともに生きた昔の人がこんなことを知らなかったはずはなかったと思うのですが、なぜか間違った知識が広まっています。
私が子供の頃に見たのはアブラゼミばかりでした。アブラゼミは地味な色から子供に人気はありませんでした。しかし、最近はクマゼミばかりです。去年はアブラゼミを数匹しか見かけませんでした。この変化は、気候変化や土壌の乾湿など様々な説がありますが、まだ判明していません。単純な「温暖化」という問題ではないことは確かで、何でも「温暖化」の一言で解説してしまうと物事を見誤ってしまうことになります。セミの命一週間説の二の舞です。
セミは食用にも薬にもなります。セミの抜け殻は蝉蛻(せんたい、または、ぜんたい。蝉退とも書く)という生薬として使われており、止痒、解熱作用などがあります。ちなみに日本で使われる蝉退配合の漢方方剤に消風散があります。
周期ゼミ(しゅうきゼミ)と素数の話も面白いのですが、長くなりますので興味ある方は私にお尋ねください。