岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1905回例会 1月15日(金)

卓 話


「健康で長生きするために」



山 口 英 之 会員



老後を楽しく過ごそうと思えば、健康でなければならない。病気にて寝たきりで永く生きたくないと思っている人が殆んどでしょう。「ピンピン、コロリ」が理想でしょうか。そんなにうまくいきません。それに近い形で永く生きるという事が望みだと思います。それにはどうすればいいか、それには疾患について少し知っておくべきだと思います。高血圧症、糖尿病、脳血管疾患、心疾患等、色々と皆様よく御存知と思います。
今回骨粗鬆症、それに関連してロコモシンドローム、サルコペニア、それと認知症について少しでも理解頂ければ予防にもつながって行くのではと思い、述べさせて頂きます。

認知症の定義

一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続性に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態を言い、それが意識障害のないときにみられる。




認知症と区別すべき病態




骨粗鬆症

骨の密度が低下して、骨の組織がスカスカになった状態のこと。













サルコペニアとは

個人差はありますが、40歳前後から徐々に筋肉量の減少傾向が見られ、その傾向は加齢に伴って加速化していきます。とくに高齢者においてはその速度はますます高まり、1年で5%以上の減少率となる例もあります。この現象を「サルコペニア」と呼びます。サルコペニアはギリシア語で骨格筋り減少を意味し、サルコ(筋肉)とペニア(減少)の造語です。

こんなに怖いサルコペニア

1.免疫機能を低下させる。
2.血糖値を上昇させる。
3.転倒リスクを高める。
4.認知症やうつを悪化させる。

筋肉を鍛えるために

スクワット、プッシュアップ、ヒール、クランチ⇒各10回ずつ(1日2〜3セット)

サルコぺニアにならないために

筋力低下を感ずるとき
階段、昇降時、てすりを持つ、下肢が重く感じる、筋肉が細くなって歩くスピードが遅くなる、まっすぐ歩行できない
加齢と共に筋肉が変化、80歳以上は若い頃の2分の1。
⇒筋肉を鍛えることが必要

ロコモティブシンドロームとは

「運動器の障害によって、移動機能が低下した状態」である。

ロコチェック

1.片足で靴がはけない
2.家の中でつまずいたり滑ったりする
3.階段を上がるのに手すりが必要である
4.家のやや重い仕事が困難である
5.2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
6.15分くらい続けて歩くことが出来ない
7.横断歩道を青信号で渡りきれない

日頃の生活習慣を気を付けることで改善することが出来ます。バランスの良い食事を心がけ、適度な運動を行い、規則正しい生活を心掛けましょう。