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                                    | 『 卓 話 』 |  
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 「泳ぐ宝石」 加 藤 寿 昭 会員
 
  私は40年余り前から、趣味で錦鯉を飼育しています。
 日本での鯉の歴史は古く平安時代には食用鯉として真鯉が飼われていました。錦鯉の産地となる越後の小千谷・山古志村などでは、冬は雪深く食料の流通が滞るため、貴重なタンパク源として各家庭で生簀を掘り、鯉を飼育していました。大抵は冬の間に消費しますが、残ったときは溜池に放流しました。そんな鯉が長い間の自然交配で、突然変異により赤い色が着き始め、また白い斑点も出始めました。これが現在の錦鯉のルーツです。
 
 錦鯉の御三家と言えば、紅白・大正三色・昭和三色と言えるでしょう。その他に黄金・写りもの・銀鱗・丹頂・九紋龍・孔雀・落葉など多種に渉ります。最近は「泳ぐ宝石」として、日本はもとより欧米各国でも愛好家が多く、その美しさを愛でているようです。
 
 
 
 
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