|
『 卓 話 』 |
「数字と算数の小話」 谷 川 泉 会員
ローマ数字の時計に興味を持ち、IIII とWの違いを知り、ローマ数字の歴史と規則の一部分を垣間見て、その後、アラビヤ数字がヨーロッパに紹介された経緯の極一部を知った。本格的に普及したのはレオナルド・フィボナッチの「三法の書」からである。特に「ウサギの出生率に関する数学的解法」が有名で、フィボナッチ数列として知られるようになった。この数列はじめ黄金比は興味深い性質がある。自然界に於いてもフィボナッチ数列が見い出され、美術、建造物においても古今東西の芸術家、建築家は意識的、無意識的に作品の中に黄金比を織り込んだ隠された不思議さがあります。最近では美容外科、コンタクトレンズにも応用されているそうです。
また数字の不思議さについて少しばかりの例と数字マジックを紹介させて頂きました。
【電話番号を当てる】
これもよくある数字マジック
相手に計算してもらいましょう
電話番号が「090-1234-5678」を例に
まず090を除いたの上4桁(この場合1234)に250を掛けてもらう
1234×250=308500
そしてその数字に80を掛けてもらう
308500×80=24680000
そしてその数字に下4桁を2回足してもらう
24680000+5678+5678=24691356
その数字を教えてもらいましょう
教えてもらった数字を2で割ると相手の電話番号になります
24691356÷2=12345678
ただし080か090かはわかりません…
【誕生日を当てる】
よくある数字マジックです
相手に誕生日を思い浮かべてもらい、次のように計算してもらいます。
誕生月の「月」の数字に4をかける。
↓
その数字に9を足す。
↓
その数字に25をかける。
↓
その数字に「日」の数字を足す。
この計算から出た3桁か4桁の数字を教えてもらい、見事に誕生日を言い当てる!というマジックです。
トリックとしては教えてもらった数字から225を引けば良いのです。
例えば、「907(9月7日)」なら
9×4=36
36+9=45
45×25=1125
1125+7=1132(これが相手の言う数字)
1132−225=907(見事言い当てることができる!)
|
|
|
|
|