『 岸和田東RC 創立35周年記念例会によせて 』 中 井 義 尚 会員 |
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地域での私について述べようと思っていましたが、杢保広報委員長からチャーターメンバーとしての所感をとのことですのでそういたします。
写真は、1976年(昭和51年)6月5日、泉州ビルでの創立総会の時のものです。ご存知の顔が沢山見られますし、すでに物故された方も多いようです。早いもので丸35年、ロータリアンとして社会奉仕・職業奉仕を厳しくたたきこまれてきました。ロータリーは自クラブや地区だけのものではありませんが、昨今の2640地区の内紛には耳を傾けず、ロータリーは全世界のロータリアンという友人によって成り立っており、世界的な規模で奉仕活動をしているということを忘れずにこれからも地域社会の発展に協力しましょう。
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『 医療訴訟と判決 』 亀 井 亮 雄 会員 |
医療訴訟は、民事事件と刑事事件に大別される。民事では通常、地方裁判所で審理され、そこで解決されなければ高等裁判所、さらに最高裁判所へ手続きが進められる。
医療訴訟は、1990年代から徐々に増加2000年代になると更に急増しました。
1994年頃は、年間300件位であったのが2000年には795件、2004年には1100件となり、当初は対岸の火事に過ぎなかったのが、医療関係者にとって深刻な問題になって来ました。
一般的に急増して来たのは、Y市大病院の患者とりちがえ事件と都立H病院の注射器とりちがえ事件と言われております。
医療は、それ迄安全と思われていたのが、これら2つの取りちがえ事件により、人々は医療に対する安心感を喪失、されに権利意識の高揚と相まって自身がうけた診療の詳細に関心を持つ人が増えて行った。こうした意識の変化が疑問の残る医療、治療については、医師の過失を疑い、医療訴訟に訴えるケースの増加を助長したと言えるであろう。
更に医療訴訟の増加に大きな要素として、マスコミの過度な報道、偏った報道も大きな原因の一つであると考える。
本日は、医療訴訟増加の大きな原因の1つであると言われている1999年のY市大患者取りちがえ事件、その翌月に起きた都立H病院の注射器とりちがえ事件、又、その他の刑事事件
埼玉医大総合医療センター事件
東京慈恵医大青戸病院事件
杏林大、割りばし事件
福島県立大野病院事件
等について、どの様にして起きたのか、又判決結果等について、お話しさせていただきます。 |