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『 家の排水設備について』 西 村 良 一 会員 |
●排水設備
排水設備の種類は、次のとおり分類される
(表3−1)。
排水設備は、設置場所によって宅地内に設ける宅地内排水設備と、私道内に設ける私道排水設備に分けられ、さらに宅地内排水設備は、建物内に設置する屋内排水設備と建物外に設置する屋外排水設備に分類される。
屋内排水設備は、汚水については屋内に設けられる衛生器具等から汚水ます又は屋外の排水管に至るまでの排水設備とし、雨水についてはルーフドレン、雨どいから雨水ます又は屋外の排水管に至るまでの排水設備をいう。
屋外排水設備は、汚水ます及び雨水ます又は屋外に設ける排水管から公共下水道等(公共汚水ます、公共雨水ます、その他)に至るまでの排水設備をいう。
私道排水設備から公共下水道に至るまでの私道(道路法等に規定する道路以外の道路で、形態等が道路と認められるもの)に設置義務者が共同して設ける排水設備をいう。図3−1、2に排水設備の一例を示す。
●排水管の決定
排水管は原則として下水道用硬質塩化ビニル管を使用し、排水管の設計にあたっては、表−29、30のとおり「下水道排水設備指針と解説〔(社)日本下水道協会〕」に準じて決定します。なお、排水管の管径及びこう配等については、各都市がそれぞれ条例により定めており、多少基準が異なるため、施工については条例に定めた技術基準を遵守する必要があります。
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