岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
2007〜2008年度RIテーマ
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制作:資料管理・OA委員会
 

第1685回例会 3月18日(金)

『 ロータリーを知って、ロータリーを知ってもらおう』
大阪南ロータリークラブ木 村 芳 樹 様

RI2660地区  大阪南RC 1993(H5)入会
2004-05年度 クラブ幹事、地区広報委員
2005-06年度 地区広報委員
2006-07年度 地区幹事(広報担当)、地区広報委員
2007-08年度 地区広報副委員長
2008-09年度 地区広報委員長 
2009-10年度 地区研修委員、地区広報委員
2010-11年度 地区研修委員、地区幹事
2011-12年度 地区研修委員、地区財団情報増進委員



 大阪南RC、2660地区幹事、地区研修委員の木村です。
 昨年2660地区大阪南西ロータリークラブにメーキャップにおいでになった中井様に「ロータリー広報の卓話を」とお声がかかり、このように卓話をさせていただく機会を与えていただきました。
 先週の金曜日、東北地方太平洋地震が起こりました。世界各国の人々から『Pray for Japan(日本のために祈る)』という応援メッセージが世界中からとどき、義捐金なども集まっています。
 そしてロータリーでは「ロータリー日本・太平洋諸島地震災害復興基金」を財団がたちあげました。世界の人々が世界のロータリアンが日本へ援助の手を差し伸べようとしています。
 「ロータリーを知り、ロータリーを知ってもらおう」、ロータリーの広報が今日のテーマですが、この震災を経験した今、1個人として、1ロータリアンとして岸和田東ロータリークラブとして今、何が出来るか,これから何ができるかそしてなにを伝えるのか考えてみる機会だとおもいます。
 今年度の岸和田東ロータリークラブのテーマは「地域へ発信しよう、ロータリーの心」とされています。ロータリーの広報そのもののテーマです。
 始めにビデオを一つご覧いただきます。RIのユーチューブ・チャンネルでもっとも多く再生されているビデオです。「This is Rotary - これがロータリー-」。ロータリーの広報のためのビデオです。
 ロータリーに広報は必要でしょうか。ロータリーでは「陰徳を積む」とよく言い、広報を避けていました。お陰で金持ちクラブ、昼食クラブと理解されてきましたが本当にそれでいいのでしょうか。
 ポールハリスがいっています。『ロータリーが私たちにとって何を意昧するにせよ、世界は、その業績によってロータリーを知るのです。』 米国、テキサス州、ヒューストン1914年RI国際大会でのメッセージ。
先ずロータリーの日々の活動を知ってもらう必要があります。そして個々のロータリークラブを知ってもらいロータリー全体を理解してもらう必要があります。

ロータリーの広報の目的は
 まず「ロータリーへの理解を深める」
 「プログラムへの協力・支援を助長すること」
そして「ロータリーの良いイメージを作ることはロータリアン個々の責務」であり「地元と世界規模で広報活動を行なう」ことが必要です。
『自分だけで大勢の人に影響を与えることは難しい。理解を得るためには、ロータリアンだけでなく、ロータリアン以外の人を含めた数多くの人々に働きかけるのが重要だ。 (ポール・ハリス)』
 ロータリーの広報にはロータリアンへの広報とロータリアン以外への広報があります。
 ロータリーのクラブの広報の目的は先ずクラブ会員内の情報の共有があります。クラブの特徴や活動の情報を共有します。
そしてクラブ外のロータリアンへの情報提供、そしてロータリアン以外の人たちへロータリー全体の理解の推進とクラブ(岸和田東RC)の理解の推進が目的です。

クラブの広報の方法はには何があるでしょうか。
 最大の広報は「クラブ会員による口コミ」です。
『ロータリアンが口を開けば皆が耳をかたむける。(ビル・ゲイツ)』。信頼の置ける人たちからのことばはもっとも信頼されます。
会員一人ひとりがロータリーをそしてクラブを正しく伝えてください。
そして「クラブ週報やクラブ文書による広報」、「地域のイベントに参加しての広報」、「新聞・ラジオ・テレビなどによる広報」などがかんがえられます。
比較的容易に出来る「クラブのウェブサイトによる広報」があります。
 広報の基本はクラブ会員による広報です。
  そのためには自分のクラブを知る。
  自分のクラブを好きになる。
  そして自分のクラブを知ってもらうため、ロータリアン一人ひとりがクラブ会員一人ひとりが広報する必要があります。

 岸和田東ロータリークラブの『35年、広げた奉仕の輪を』、「ロータリーを知り、ロータリーを知ってもらおう」、『岸和田東ロータリークラブを知り、岸和田東ロータリークラブを知ってもらおう」。
 先ほどいいましたが、クラブとしてできる広報にホームページによる広報があります。クラブ広報の第一歩です。
 では、クラブがホームページを持つ理由は何があるでしょうか。先ずクラブ会員間の情報共有があげられます。そしてクラブ活性化のために、他のロータリークラブに自クラブの独自性を理解してもらうために、そしてロータリアン以外の地域のそして世界の人たちへのロータリーの理解推進のために役立ちます。そのためにはホームページを充実する必要があります。
 2660地区の各クラブのホームページ普及率は悪く、2003年度は三割程度でした。2005年以降地区の広報担当として、ホームページの普及にかかわり創設のお手伝いをしてきました。昨年で残りニクラブのみになりました。中井様がメーキャップされた大阪南西ロータリークラブもホームページ開設のお手伝いをさせていただいたクラブです。
 岸和田東ロータリークラブのホームページはロータリークラブのホームページとして最高のできばえです。新会員の皆さんは幸せです。このホームページを読むだけで「ロータリーの心」をそして「岸和田東ロータリークラブの心」を理解できます。各年度の会長の時間、事業報告、クラブの歴史、「ロータリー情報の時間」、「心に残るロータリアンの言葉」などなかなかマネの出来ないホームページです。今後ともぜひ他クラブの模範となるホームページをお続けください。
 ここで一つ宣伝ですが、中井様の「心に残るロータリアンの言葉」に出てくる文献のいくつかをPCで読む電子文庫として作成しています。データーをお渡ししておきますので、よろしければご利用ください。
 また今その文庫を流行のiPad、iPhone、ブックリーダー、タブレットPC、スマートフォンなどで利用できる電子書籍を作成を始めました。例会後にでもご紹介させていただきます。
 宣伝ついでに、第2660地区で私がかかわった広報委員会で実行した広報を宣伝させていただきます。RIの広報補助金を利用した広報です。新聞とラジオによる連続広報です。
 新聞は8-9年度、『変わるロータリークラブ「第2660地区」の胎動』シリーズ全13回で外から見たロータリーで、引き続き9-10年度は、『変わるロータリークラブ「第2660地区」の元気人』全40回で各クラブより紹介いただいたユニークなロータリアンをご紹介するシリーズで産経新聞に掲載されました。そしてラジオはラジオ大阪で昨年は地区の委員会委員長をはじめ委員会の活動の紹介を『われらの街のロータリアン』シリーズを13回にわたり10分番組を放送、今年も同じくラジオ大阪で『ロータリー8人の侍』で八つのIM各組を代表してガバナー補佐または補佐エレクトの皆さんに出演いただいてロータリーを語っていただいきました。
 また地区広報のホームページとしてクラブや地区委員会活動の紹介の「ロータリー・アット・ワーク」、そして最初にご覧頂いたビデオ「This is ROTARY」を始めとしたロータリービデオ(日本語・字幕版)を集めた「第2660地区ビデオチャンネル」(ユーチューブ)も有ります。ぜひご覧頂き、また他の人にご紹介ください。
最後にもう一本ビデオをご覧いただきます。
“雪が降る”で有名なアダモが歌う「子供からみたロータリー」です。
 少し危惧しています。こんな時にロータリーなんかしてていいのかとか、財団や米山をやめて全てを東北にとか、また義援金の額を競うクラブも出てくるかも知れません。大きな声を上げるところには、大きな援助が得られます。でも、歌にあるように「食べられない日がある子供、明日死んでしまうかも知れない子供、あなたたちがその子のことを忘れてしまうなら・・・・」、震災の陰で切り捨てられるなにかがあるかも知れません。
 ロータリアンとしてクラブとして一度深呼吸して、何をすべきか、何を伝えるかもう一度考えてみてください。 
 ロータリーの広報は宣伝ではありません。各クラブがそしてクラブ会員、ロータリアン一人ひとりか゛ありのままの『ロータリーを知り、ロータリーを知ってもらう』ことを実行することが広報です。
クラブテーマの「地域へ発信しよう、ロータリーの心」をクラブの皆様1人1人が実践することが、強いロータリークラブを作る最短の道とおもいます。
 岸和田東ロータリークラブのますますの発展を祈念しまして卓話を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。