岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1673回例会 12月10日(金)

  『 トピック 』

【岸和田支援学校 教頭 貴志英彦様 バザー物品・感謝状】



  『 膝の話 』 医療法人 良秀会 藤井病院 院長 脇 田 重 明 様
                             (卓話担当:藤井秀香会員)


 膝関節は大腿骨、脛骨、膝蓋骨の三つの骨で構成されています。
 関節には関節軟骨があって水分を多く含みショックアブソーバーの働きをしていますが、年齢とともにクッションとしての機能が衰え変形性膝関節症が発症してきます。関節軟骨の構成成分であるヒアルロン酸やプロテオグリカンといったものは本来水分を多量に含む性質があるのに、加齢によりそれが減少することによって水分を含めなくなってしまうからです。レントゲンをとると関節の間が狭くなり、MRIでは関節軟骨が見えますがそれが減少してきます。初期では歩き始めや立ち上がる際に痛むだけですが、進行すると歩行時痛や安静時痛となってきます。治療としては体重のコントロール、軟骨成分であるヒアルロン酸の関節注射、筋力をつける運動療法、進行した例では人工関節置換術が行われます。
 最近のサプリメントではグルコサミンが動物実験レベルで軟骨の保護作用が示されていますが、薬ではないのでデータ-もなく臨床効果は不明です。