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ロータリー米山記念奨学事業とは
ロータリー米山記念奨学事業とは、全国のロータリアンからの寄付を財源として、日本で学ぶ私費外国人留学生に奨学金を支給し、支援する国際奨学事業です。将来、日本と世界とを結ぶ「懸け橋」となって国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することが事業の使命です。
その歴史は50年以上前にさかのぼります。平和を愛し、青少年に手をさしのべた“日本ロータリーの父”米山梅吉氏の遺徳を記念する事業として、1952年東京ロータリー・クラブは、海外からの留学生を支援する国際奨学事業を始めました。やがてそれは、日本全国のロータリー・クラブの共同事業として発展し、1967年に文部省(現・文部科学省)を主務官庁とする(財)ロータリー米山記念奨学会が設立されました。50年余年の歴史を持ち、世界に類を見ない日本ロータリー独自の多地区合同奉仕活動となっています。
米山記念奨学会の特色
一番の特徴は、その規模です。米山奨学生の採用数は年間800人。世界規模で展開しているロータリー財団国際親善奨学生の年間採用数と同じです。これだけの外国人留学生を支援している奨学団体は、事業規模・採用数とも日本国内では民間最大です。これまでに支援した奨学生数は累計で1万5,130人(2009年4月現在)、その出身国は、世界116の国と地域に及びます。米山学友(元米山奨学生)は、韓国駐日大使やスリランカ警察庁長官、韓国・台湾のガバナーに就任した人など、世界中で活躍しています。
世話クラブ・カウンセラー制度
米山奨学金には、奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリー・クラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度による心の通った支援があります。
世話クラブとは?
日本には約2,300のロータリー・クラブがあります。そのうち1つのクラブが、1人の奨学生の「世話クラブ」となります。米山奨学生は世話クラブの例会に月に一度出席し、ロータリー会員と積極的に交流して国際交流・相互理解を深めるとともに、ロータリーの奉仕の心を学びます。
●世話クラブで行なわれること
(a)米山奨学生は月に1回例会へ出席
(b)奨学金の受け渡し
(c)スピーチその他、親睦活動・奉仕活動への参加など
カウンセラーとは?
奨学生1人に対し、世話クラブのロータリアンの中から1人がカウンセラーとなります。カウンセラーは、奨学生の個人的ケアにあたるアドバイザーです。米山奨学生とロータリアンの交流は、相互理解のみならず、双方にとって財産となるものです。
指定校・学校推薦制度
ロータリー米山記念奨学会では、「指定校・学校推薦制度」によって奨学生の募集と選考を行なっています。
指定校・学校推薦制度とは?
この制度は、各ロータリー地区の選考委員会が大学(学校)を指定して各指定校から候補者を推薦してもらい、学内選考で選ばれた申込者を、各地区の選考委員会が選考するシステムです。したがって、応募学生は、在籍する学校での選考と、ロータリーの地区選考委員会による選考の2段階の選考を受けることになります。指定校はロータリー地区選考委員会で毎年協議され、8月中旬ごろ米山記念奨学会HPに掲載されます。
奨学会に対する寄付金
1.普通寄付金
日本の全ロータリアンからクラブを通じて定期的にする寄付。
各クラブで会員1人当たりの金額を決定し、会員数分を半期に一度送金します。
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