2022年9月24日土曜日~26日月曜日にかけて北の大地、北海道は帯広・札幌を旅しました。主目的はサラリーマン同期で名古屋時代を1年半一緒に過ごした友人に会うことでした。大病を経て現在なんとか回復して、仕事も出来るようになったと聞いて久しぶりにお見舞いを兼ねて訪ねて見る事になった。事前の電話では本人曰く、約4ヶ月入院、人生もうだめかと思ったが新薬で生き延びることが出来た。20キロも痩せたと。
9月24日の土曜日、関空からは直接便はなく、伊丹から羽田経由1時間のトランジットで帯広空港便を利用することが出来た。伊丹空港は快晴なのに、羽田での搭乗案内は台風の影響で現地のお天気状況が悪く,新千歳に着陸か最悪は羽田に引き返す旨のアナウンスあり。難儀だが行って見るしか分からないので、飛行機に搭乗、なんとか定時の飛行時間で雨天の中、十勝帯広空港に無事着陸。十勝帯広空港は、福島空港のような雰囲気の空港だった。
帯広には3度旅している。1回目は20歳代の夏休み、この友人も参加し車2台、単車1台で陸路、東京は銀座から帯広を目指した。2度目は子供が中学、高校に進学した夏休みに道東を旅して、途中この友人を訪ねた。そして今回が3度目である。
十勝帯広空港にて懐かしい友人が出迎えてくれた。元気そうだった。彼の会社は空港から20分だとのことだったが「六花の森」に立ち寄り、北の大地を味わって下さいとのこと。ここ帯広にはお菓子「バターサンド」で有名な六花亭の会社があり、その森の中にある工場と美術館を見学させてくれた。
そして彼の会社に立ち寄る。創業70年、彼は2代目経営者であり、敷地約1000坪もあり、そこの一部分に建築された社屋で車両の整備工場を営んでいます。その後引っ越し前の会社にも連れてくれました(現在は社屋を賃貸しています)。彼の若い頃、ここで両親は会社を経営していました。最初の訪問当時はご自宅にてジンギスカン鍋で歓待を受け、宿泊もさせてくれました。
さて24日土曜日、今宵の宿泊先ホテル日航ノースランドはJR帯広駅側の10階建のホテルです。夕飯時にまた迎えに来るということで一端別れ、私は十勝ワインを買い求める為にホテルの紹介で藤丸という百貨店に向かう。ワインを求めて駅前のメイン道路をてくてくあるきました。藤丸百貨店は創業122年地元資本のデパートですが、来年の一月末で閉店が決まっているとのこと。藤丸百貨店の閉店で道内での百貨店が存在するのは函館と札幌のみとなるようだ。老舗のお店の閉店は残念。藤丸の地下売り場で、十勝ワインを買い求め宅配便で送って戴くよう手配、そしてこの道路の反対角に、六花亭の帯広本店があり、ここでも六花亭バターを宅配便で依頼して、宿泊先のホテルへ。
加藤氏とロビーで待ち合わせ、彼の友人が営んでいる寿司屋「誠鮨」へ徒歩で向かう。ご主人の富樫さんは加藤氏の高校同級生、優秀な生徒であったとお聞きしたがこの道に入り40年、お店はカウンターに5~6人が入れる小さいお店、一人客がメインなのかポツポツと出入りあり。このあと二次会は、店名「月」へ、ママのお名前はスミレさんです。楽しく歓待してくれました。帯広の夜も更け、ホテルで加藤氏と又の再会を約束して別れました。
翌日は日曜日、ホテルのチェックアウト時間も十分あり街の散策に出掛けました。10分も歩けば豊かな森林公園、その中に開拓時代の蒸気機関車と車両が展示されていました。十勝鉄道の名残なのか、十勝鉄道蒸気機関車4号+客車コハ23号とありました。軽便鉄道時代の車両で、機関車は日本車輌製造のプレートが付いていました。そして公園の中にある北海道ホテル、皇室関係者も宿泊されたようで写真が展示されていました。
ホテル日航を後にしてJR帯広駅11時8分発の特急「とかち6号」で札幌へ。約3時間の旅、切符売り場の駅員さんに左右どちらの席の眺めが良いかと聞くと、どちらも山の中ですよとの返事。途中、聞いたことのある駅名が次々と出て来て、まだ観光季節の最中、乗客が乗り込んで来ました。写真は牧場なのか緑の草原の連続です。札幌には14時過ぎに到着。駅を出ますと大丸百貨店の札幌店、心斎橋店をイメージした建物です。しばらく駅周辺をうろうろしてから駅から約10分にある今日の宿泊先、札幌グランドホテルへ到着。老舗のホテルです。大阪にもかつてこのような雰囲気のあるホテルがあったように記憶しています。
当日の日曜日夜、札幌在住の大学同級生と会いました。予め連絡をしていましたが卒業以来、姿はお互い老人になってはいましたが声は同じ、彼はゴルフ帰りであったので時間が少し遅くなりましたが、駅前の日本生命ビル地下にある函館のお寿司屋さんで懐かしい話をいっぱいしました。彼曰く、札幌に生まれ育ったのに未だ釧路や知床に出掛けことがないと。北海道は広いなと思いました。日曜日だったので、すすきの繁華街はお休み、次回来たら案内するよと言われる。
翌朝、ホテルを後にして秋の気配が漂う、札幌の街を歩いて駅に向かう。
9時過ぎの電車で新千歳の駅へ。約40分、月曜日でもあるのか社内は結構混雑していました。余裕を持ってホテルを後にしてきたので、再度空港のお店で北海道しかないチーズを購入して、東京は羽田に向かいました。お天気は快晴、機中から北海道の広さを再認識、そして本土へ。富士山を眺望出来るところまで飛んできました。もうすぐ羽田空港に着陸です。