木戸伸男 会長
皆さん こんにちは 一回目の会長の時間です。
入会予定者の田辺弘幸様、ようこそおいで下さいました。来週は、入会式です。よろしくお願いいたします。
今日の日が近づいてきて、日々緊張感が高まって来ておりました。会長の時間に何を話そうか、なかなか悩ましい、今日この頃です。
ところで、今日は7月1日です。パソコンで 「ついたち」と入力したら『1日』と変換されます。普段、何も意識せず「ついたち」と言っていますが、今日は特別な「ついたち」なので、なぜ、「1日」を「ついたち」と言うのか、調べてみました。ご存じの方も多いとは思いますが、旧暦(太陰太陽暦)で使っていた名残りだそうです。
1873年(明治6年)に新暦(太陽暦)が採用されるまでは、月の満ち欠けを基準に季節のズレがないように太陽の動きを考慮した太陰太陽暦の旧暦でした。
旧暦では、これから月が満ちて行く「新月」の日を、新たな月の始まる「月立ち(つきたち)」と言いました。「新月」は太陽と地球の間に月が入り一直線上に並ぶときの月です。
この月立ち(つきたち)が、いつしか「き」の音が「い」に変化して「ついたち」と言われるようになったと考えられています。
又、「1日」を「いちにち」と読むと、「ある日の一日」と言う意味にも誤解されやすいので、「ついたち」と言うことになったとも言われています。
「ついたち」を「いっぴ」と言うこともあります。一説では軍隊用語から来ていると言われています。これは、聞き間違いを防ぐために、一般的な読み方とは別の読み方を、あえてしていたと思われます。「1月」と「7月」は間違いやすく、「7」を「しち」ではなく「なな」と言い、「1」を「いち」ではなく「ひと」と言い、1月(ひとがつ)と7月(なながつ)と区別していました。
「いっぴ」も同じで、商慣習や官公庁などで、数字を間違えられない環境下で、独自に使われていたものが、一般化されたものと考えられています。
今年度は、なながつ、ついたち、金曜日に始まり、6月30日金曜日に終わります。一年間よろしくお願いいたします。