岡本平仁 会長
皆様、こんにちは。
本日の例会も宜しくお願いします。
川口杏様、ようこそ。4月から高校3年で、将来は英語を生かした仕事につきたいと聞いております。是非かなえて下さい。そして、本日の卓話宜しくお願いします。
二日前の3月16日(水)午後11時36分頃福島県沖で地震がありました。宮城で震度6強!マグニチュード7.4、地震の規模(強さ)、これは阪神淡路大震災と同程度の強さです。先週11年前のことを話しましたが、またか!と一瞬考えてしまいました。防災の心得を改めて強く思いました。教訓を忘れないで下さい。
新型コロナ、まん延防止等重点措置も21日で解除となります。これでやっと通常例会にもどることが出来ます。4月1日の例会は、通常例会となる予定です。皆様と直接お会い出来ることを楽しみにしてます。
毎日ニュースで見るウクライナ情勢でありますが、見るたびに何とかならないものかと思うのですが、現実的に直接関与するにはとても困難なところです。ロータリー財団が提供してくれた基金、ウクライナで起こっていることに対して、深刻化する人道的危機に対応するための「ロータリー災害救援基金」にクラブとしての活動資本を集約したいと思います。本日行われるクラブ協議会において、具体的な提案をさせて頂きます。宜しくお願いします。
さて今日は、3月18日です。
暑さ寒さも彼岸まで はい、今日は彼岸の入り。皆さんご存じの通り、お彼岸は年に2回あります。春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間がお彼岸です。
日本文化に定着している「お彼岸」ですが、もともとサンスクリット語の「パーラミター」が元であると言われています。
「パーラミター」は仏教用語ですが、これを音写したのが「波羅蜜多(はらみった、はらみた)」で、「般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)」ではじまる般若心経の例を挙げるまでもないほど、仏教にとって重要な概念です。サンスクリット語で「パーラミター」とは「完成する、成就する」という意味ですが、仏教の概念として用いられる場合、欲や煩悩、苦しみに満ちた輪廻の世界から解脱し、迷いのない悟りの境地に達することを表します。
この悟りの境地「パーラミター」を、川を挟んだ向こう岸、すなわち「彼岸」に例えたのが私達日本人の伝統行事「お彼岸」です。反対に、私達の生きる煩悩の世界はこちら側の岸「此岸(しがん)」と呼ばれています。
日本古来の自然観や先祖崇拝の影響から、亡くなった家族やご先祖は迷いのない「彼岸」へと渡り、時々私達の生きる此岸に姿を現すと考えられるようになりました。春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願ったのです。ひと口に「お彼岸」と言いますが、彼岸と此岸(あの世とこの世、すなわちご先祖と私たち)とが交流する行事であり、そのための場所が「お墓」なのです。
最後に、本日開幕する予定だった第94回選抜高校野球大会、残念ながら雨天順延となりました。春のセンバツは、雨が多いですが、開会式が雨天順延となったのは7回目で30年ぶりだそうです。
以上、会長の時間とさせて頂きます。有り難うございました。