第2144回例会報告[2021年11月12日(金)]

会長の時間

  岡本平仁 会長

皆様、こんにちは。

本日の例会も宜しくお願いします。

 

11月になりました、先週の例会はお休みでしたので、先々週の週末、やっと金木犀の花も咲き、例年より約3週間遅れでしょうか、これでやっと私の中の季節も1つ進みました。ほっとしております。

 

地区での報告です。

11月7日(日)地区立法案検討会が開催されました。

山元会員と供に選挙人として出席してきました。選挙人会議は、通常年間2回は開催され、地区での決定や承認を行います。選挙人の輩出人数は、各クラブ名誉会員を除く会員数25名ごとに1名、または、その端数が13名以上の場合は、さらに1名の選挙人を選びます。当クラブの選挙人数は、2となります。

・2020-2021年度地区財務報告採択の件 承認

・2024-2025年度ガバナー選出の件

指名委員会にて選出する

藤井PG・中野PG・樫畑PG・岡本PG・福井PG、5名にて構成されます。

以上、報告いたします。

 

11月は、ロータリー財団月間です。

1917年、アトランタでのロータリー年次大会の演説で、1916-17年度ロータリー・クラブ国際連合会(後の国際ロータリー)会長。アメリカ・クリーブランドRC会員、アーチCクランフ会長が、「世界でよいことをするための基金を作るのが極めて適切であると思われます」現在のロータリー財団の基となる基金の設置を提案したのが始まりです。基金への初めての寄付は、カンザスシティ・ロータリークラブ(26ドル50セント)でした。

1928年にロータリー財団と名称が正式に決まりました。国際親善奨学金・研究グループ交換(GSE)・マッチンググラント等の活動へと発展、100年に渡り世界有数の財団に成長し、何百万という人のために人道的支援を行ってきました。

本日の卓話は、ロータリー財団委員会 畑田委員長による卓話です。宜しくお願いします。

卓話

「「Drop to Zero」ドキュメンタリー」

畑田率達 ロータリー財団委員長

畑田率達 ロータリー財団委員長

ロータリアンである私たちは仲間の会員や一般の人たちにポリオウィルスが子供とその家族にもたらす悲惨さを伝えなければなりません。ここにロータリーのドキュメンタリー映像「Drop to Zero」の特別プレビューをお見せすることができ嬉しく思います。この映像はポリオ根絶の歴史的取り組みを取り上げています。皆さんにも特別な思いでご覧頂けるでしょう。ポリオは数千年間、人類を苦しめてきました。人から人へと移りながら感染の連鎖が途切れる事はありませんでした。1950年代の初め、アメリカでポリオが大流行し六万人近くが手足の麻痺に陥りました。ワクチンが存在せず いつ誰がポリオに感染するかわからなかったのです。親たちは子供をプールで泳がせませんでした。映画館は閉鎖され、人々は家から出ませんでした。何が起きているのか誰もわからなかったのです。今日わかっているのは、ポリオは汚染された水、食べ物、排泄物を通じて感染するということです。ウィルスが腸内で増殖すると多くの子供の場合、軽いインフルエンザのような症状が出ます。しかし、200人に1人のケースでウィルスが脊髄に達し、手と足の筋肉を動かす神経細胞を攻撃し、まひ障害を引き起こします。最悪のケースでは死に至ります。呼吸や飲み込む事ができないからです。1954年、大流行の最中、ジョナス・ソーク博士が注射によるワクチンの臨床試験を行い、その5年後、アルバート・セービン博士がより安価で簡単に投与できる経口ワクチンを開発しました。人類が優位に立ったのです。ソーク博士は、ポリオの終息はワクチンの有効性でなく、ワクチンの使用(社会的・経済的な問題)にあります。ジョナス・ソークの言う通りでした。1979年までに、世界では毎年35万人の子供がまひに陥っていました。そのことが、世界ポリオ根絶活動が立ち上がる1つのきっかけで、すべての子供が予防接種を受けられるようになるためです。今の私たちがあるは過去の偉大な達成のおかげです。世界ポリオ根絶の推進力は意外なところにありました。国際ロータリー奉仕に献身する事業と職業のリーダーのグループが創立75周年記念となる世界的プロジェクトを探していました。その前年に天然痘が根絶されたのをきっかけに、プロジェクトはポリオ根絶と決めたのです。最初に世界保健機関にポリオ根絶での協力を持ちかけたとき、何も知らない素人たちが何を言っているのか、ロータリーが役に立つ事は何もない、という感じでした。こうしてロータリーは単独で取り組みを始めました。世界各地での一斉予防接種プログラムにボランティアとワクチンを送ったのです。医療従事者でなくとも子供の口にワクチンを2滴たらすだけでよい経口ワクチンをブラジルやエルサルバドル、インドネシアやコートジボワールなどに送り、最初のキャンペーンは大きな成果を上げました。1979年 フィリピンで6百万人の子供への大規模な予防接種を実施し、これが成功しました。ロータリーはさらなるキャンペーンのため募金を行いました 。目標を上回る1億1900万186ドルを募金し、世界保健機関の目にも止まりました。再び2億4800万ドルを募金しました。根絶のために世界保健機関と一緒に活動することになり、一つのボランティア団体が公共と民間からの協力を取り付けたという事実は人類にとって非常に大きなことでした。1988年、世界保健機関は官民のパートナーシップである「世界ポリオ根絶推進活動」を立ち上げました。国際ロータリーからの後押しがなければ世界ポリオ根絶に着手する事はなかったでしょう。国連児童基金がワクチンの購入と配給に同意、米国疾病対策センターは全世界でのウィルス検知を担当、ロータリーは根絶を成し遂げるために地域社会と政治リーダーを動かしてきました。世界保健機関が根絶活動の戦略を指揮、ロータリーは引き続きボランティアの提供と資金調達そして全世界で根絶への働きかけを行っています。毎年2.5億から4億円を使って子供の予防接種をするということを考えただけでも気が遠くなります。これは歴史上最大の世界的な保健イニシアティブです。これまでのどのイニシアティブよりも多く世界中の人が関わっています。根絶プログラムが1988年に始まった時、目標はポリオ根絶を2000年までに実現する事でした。この当初の目標は叶わなかったものの感染国の数は125カ国から9カ国に減少、インドでは2011年以来新たな症例は報告されていません。この勝利は数百万人のワクチンを投与者、保健従事者、社会動員の担当者たちが全国の町や村を奔走し、毎年1億7000万人を上回る子どもに予防接種を行った結果でしたこの国に何ができるかそしてポリオ根絶プログラムに何ができるかを実証したのです。これで勢いがつきました インドでの根絶を受け、他の国でも「できる」と考えました。ロジスティクスが大きな課題でした 感染リスクの高い国やアクセスが困難な国の子供に予防接種をするために密閉した冷却容器でワクチンを運びます。経口ポリオワクチン生きたウイルスで、熱に敏感で、日差しや高温の場所に置いておくと効き目がなくなります。ですから8℃以下で保存しなければなりません。冷凍保存が理想です。遠隔地にワクチンを届けるためにポリオ根絶では「コールドチェーン」と呼ばれる世界的ネットワークを築きました  コールドチェーンは民間の薬剤会社から始まります これらの会社はユニセフに数十億服ものワクチンを提供 このワクチンは保管、管理され 世界中のポリオ根絶プログラムに輸送され、適温で管理された有効なワクチンをすべての家庭、すべての子供に届けるのです  紛争地域では、なおさら困難です 敵はウィルスです、いつ脅かされるかもわかりません 世界ポリオ根絶プログラムでは目標達成に近づくにつれ、いっそうの努力が必要です 世界の子供に約束をしました まだ約束を果たせていませんが決してあきらめていません

政府や自治体からの引き続きのサポートを得るために、皆さん一人ひとりの支援が必要です 会員の仲間、ご家族、ご友人にこの活動について伝え、ご寄付を募ってください ポリオ根絶へのご寄付にはビル&メリンダ・ゲイツ財団から寄付の2倍の額が上乗せされます 最後に地区財団活動資金(DDF )の寄付を地区リーダーに呼びかけてください 地区財団の活動資金を寄贈すると同額が国際財団活動資金から上乗せされます ゲイツ財団からの2倍の上乗せと合わせると寄贈された地区財団活動資金は6倍となって生かされます。この大切な資金は人々の命を救います それは私たちの歴史、ビジョンそして後世への遺産です ロータリー会員にはこのキャンペーンを立ち上げる大胆な勇気があります 成し遂げるまで決して諦めません どこに住んでいるかは問題ではありません 皆さんにできる5つのことをご紹介します これは歴史に残る重要なストーリー あなたがいなければ存在しないストーリー みんなが一つになって30年間取り組んできたことは固い決意と粘り強さの証、これまでの前身が示すのはポリオのない世界が可能だということ、壁を乗り越え、複雑な問題を乗り越えながら難しいと言われた地域でもポリオをなくすことに成功してきました ポリオの根絶は可能です ひとつの病気を世界から無くすことは簡単ではないけれど ロータリーは諦めません 全ての子供を守れる日が来るまで活動を続けていきます その為に必要なのはあなたの力です 行動し推進力となってクラブと地域社会にソーシャルメディアで参加を呼びかけてください 世界ポリオデーや可能な時にイベントや募金を行ってください ポリオ根絶への支援を政府に働きかけてください 歴史上最も大きなこの補填的取り組みに寄付をお寄せください あなたもこのストーリーの登場人物です。ポリオを世界からなくすには皆さん一人一人の力が必要です 根絶は可能です 世界への約束を守りましょう

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