岡本平仁 会長
皆様、こんにちは。
本日の例会も宜しくお願いします。
皆さん、お久しぶりです。
8月に入って、直ぐにリモートとなりましたので二ヶ月ちょっとぶりの通常例会です。
皆さんお変わりなくお元気に過ごされてましたでしょうか。
やはり実際にお顔を拝見するのとリモートでは、全然違います。
雰囲気も伝わって来ますし、とにかく楽しくなります。
今週は、ノーベル賞週間です。今週の火曜日、2021年ノーベル物理学賞に、アメリカ・プリンストン大の上席研究員、真鍋淑郎氏ら3人が選出された。真鍋氏は1931年生まれの90歳。愛媛県出身で東京大理学部、理学系大学院博士課程を修了し、アメリカに渡り今日まで研究生活を続けている。コンピューターを使った地球温暖化などを予測する手法を確立したことが、授賞理由です。日本出身の研究者が自然科学系分野でノーベル賞を受賞するのは25人目となる(米国籍を含む)。
前回もノーベル賞のことを少し話しましたが、今日はもう少し詳しく話したいと思います。
ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞です。物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞および経済学賞の「5分野+1分野」で「人類に最も大きな貢献をした人」顕著な功績を残した人物に贈られる。
経済学賞だけはノーベルの遺言にはなく、スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環として、ノーベルの死後70年後にあたる1968年に設立されたものであり
経済学賞について、ノーベル財団は同賞をノーベル賞とは認めておらず、この賞を正式名称(「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」)または「ノーベル」を冠しない「経済学賞」と呼んでいます。
1973年までは、受賞者の候補に挙げられた時点で本人が生存していれば、故人に対して授賞が行われることもあった。
1974年以降は、授賞決定発表の時点で本人が生存していることが授賞の条件とされている
授賞式は、ノーベルの命日である12月10日に、「平和賞」を除く5部門はストックホルム(スウェーデン)のコンサートホール、「平和賞」はオスロ(ノルウェー)の市庁舎で行われます。
日本人も、これまでに経済学賞以外の5つの分野で受賞しています。
ノーベルは遺言に「賞を与えるにあたっては、候補者の国籍は一切考慮されてはならず、最もふさわしい人が受賞しなければならない」と記しています。
これは、当時としては先進的な考え方でした。当初、自然科学分野における受賞者は欧米の研究者を中心としており欧米諸国以外の地域からの受賞者はなかなか輩出されておらず、見えない壁がそこにはあったようです。
欧米以外の国で研究活動を行った非欧米人では、1930年にインド人のチャンドラセカール・ラマンが物理学賞を受賞したのが最初です。
日本人で最初に受賞したのが・・・湯川秀樹(1949年受賞)核力の理論的研究に基づく中間子の存在の予想によって、朝永(ともなが)振一郎(1965年受賞)、量子電磁力学の発展に寄与した功績によって、物理学賞を受賞しています。
そして今日、10月8日は何の日
2008年 – 下村脩氏がノーベル化学賞を受賞。オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質の発見は、その後生命科学、医学研究用の重要なツールに発展
2012年 – 山中伸弥氏のノーベル生理学・医学賞受賞決定。成熟細胞が、初期化され多能性を獲得し得ることの発見、IPS細胞については皆さんご存じの通りです。
今回の会長の時間は、以上です。
有り難うございました。