本日は社会奉仕委員会関連の卓話させて頂きます。
4月24日にYouTubeライブ配信で開催された、豊岡ガバナー年度の地区研修・協議会の資料をもとに進めさせていただきます。
社会奉仕委員会 森本委員長様(和歌山北RC所属)からの、活動基本方針と活動方針の発表は、次の通りです。
【活動基本方針】
2019.7より職業奉仕委員会と青少年(新世代)奉仕委員会の責務が社会奉仕委員会に統合されました。当地区においても社会奉仕委員会には地域社会奉仕、職業奉仕、インターアクト、青少年ライラ、ローターアクトの各委員会を置き、活動は各委員と共に行っていきます。
【活動基本方針】2640地区、67ロータリークラブの地域社会奉仕、職業奉仕、インターアクト、青少年ライラ、ローターアクトの各活動をサポートします。新型コロナウィルス感染拡大の中、制約を受けながら参加者の安全、安心を考えながら各委員会の活動が一刻も早く正常に実行されるようになることを祈念したいと思います。
以上について発表がありました。
地域社会奉仕委員会 上野山委員長様(有田RC)からの、活動基本方針と活動方針の発表は、次の通りです。
【活動基本方針】
私たちロータリアンは「世界を変える行動人」として、人々の人生を豊かに変えるような奉仕を心がける必要があります。社会の変化に適応し、地域のニーズに適合した奉仕活動を行いましょう。従前の継続事業も含め、新しい事業にチャレンジし、地域に何が必要なのかを考えて優先順位をつけた上で、地域課題に適した奉仕活動を行うことが重要です。
インパクトのある社会奉仕事業は地元に対するインスピレーションとなるでしょう。そして、地域の諸団体との協力による事業にもトライし、共にやりがいを感じて頂きたいと思います。
各クラブともコロナ禍の中で奉仕事業が停滞していたことは事実でありますが、この様な状況の中でも事実を遂行する手立てはあるはずです。歩みを続けるためには地域内の情報共有が不可欠となるでしょう。
その為に当委員会は各クラブにおけるコロナ過での社会奉仕のあり方のリサーチとRI行動計画に適合した奉仕事業の実施計画を考える機会を開きたいと考えます。
また、各クラブは協力し「ロータリー奉仕デー」を実行参加して頂き、公共イメージの向上を図りたいと考えます。
【活動方針】
- 地区地域社会奉仕委員会の責務と役割
- RI及び地区からの地域社会奉仕に関する情報伝達
- 各クラブ社会奉仕委員会の職務遂行への手助け
- 他委員会との協調
2. 各クラブに推奨する奉仕活動
ソーシャルネットワークやリモートを駆使した事業模索
地区内事業共有のプラットホーム開発
より大きなインパクトをもたらす(重点分野)
参加者の基盤を広げる(多様性・他団体と協力)
参加者の積極的なかかわりを促す(参加者ニーズ)
適応力を高める(革新的な)
地区内全クラブへのロータリー奉仕デーの開催や参加の呼びかけ
3. 2021-2022年度重点
- クラブ社会奉仕委員長会議の開催
- 各クラブのコロナ禍での事業調査と奉仕事業計画の共有
以上について発表がありました。
職業奉仕委員会・青少年-ライラ委員会・ローターアクト委員会・インターアクト委員会の各委員長様の活動基本方針と活動方針が「地区研修・協議会」の資料で発表されていますのでご一読ください。
- 次に発表させていただくのは、全国のロータリークラブが2020-2021年度に行った奉仕活動をロータリーアットワークの中からご紹介させていただきます。
ロータリーの友に掲載された272件の奉仕活動はほんの一部になりますが、今後の奉仕活動の参考になればと思います。
- 奉仕活動内容を分類してみました。
- 新型コロナウィルス関連の奉仕活動
- 公園整備・清掃・植樹関連
- 寄付活動
- 海外への奉仕活動
- 青少年育成関連
- スポーツ支援
- IT関連
- 就職支援活動
- 例会関連
- インターアクト・米山奨学関連
- 講演・その他
- ポリオ関連
- 福祉と介護事業関連
以上に分類してみました。
一番多かったのは、新型コロナウィルス関連の奉仕活動で71件、4/1以上になっていました。
コロナ禍関連では、当クラブも新型コロナウィルス感染予防に役立ててほしいと、地区補助金で岸和田市内の学校、幼稚園、保育園など113施設に非接触型体温計を寄贈させていただきました。同様の活動をされているクラブは多数掲載されていました。他には医療関係者への支援、子ども食堂などの食育に関連する奉仕活動などがありました。
また、サプライズでコロナの早期収束と医療従事者への感謝と希望と元気を届けることを目的としてシークレット花火を計4クラブが打ち上げていました。
公園整備・清掃・植樹関連の中では、災害時用の井戸を寄贈しているクラブがありました。
震災や水害などが起こるたびに避難所などで手洗いや風呂、洗濯、トイレといった生活用水を確保する必要性、重要性を痛感してきました。そこで「手押しポンプ式井戸」を地域内の公園などに設置する事業が掲載されていました。
ポリオ関連では当地区も藤井ガバナー年度で「世界ポリオデー」に合わせ、世界遺産である高野山において、ポリオ根絶と新型コロナの収束を祈願する法会を行いました。他にもポリオ根絶の為のチャリティーコンサート・スポーツイベント開催時の募金活動などが、紹介されています。
青少年育成関連では、高校生を対象に国連が定めた[持続可能な開発目標(SDGs)]の17の目標について、学生たちに専門家からの学習会を3回開催したクラブもありました。
他にも高校生を対象に毎年、就職希望者模擬面接会を開催されているクラブもありました。
会員や会員企業の人事担当者16名が面接官になって、本番さながらの模擬面接会をしているそうです。
海外への奉仕活動では7か国への支援活動として
- ミャンマーで保育園寄贈
- ベトナムで米山学友を含めて8名で、現地の児童福祉施設への支援事業
- タイの小学生に思い出のランドセル寄贈
- アフリカ南西部のナミビアに救命救急の役割を終えた救急車を再整備して寄贈
- アフリカ西端・セネガルの子供たちの識字率向上に役立つ様に本を200冊贈る事業
- 米山学友の方が母国ネパールの学校に、自費で古着を送っている事を知って、クラブの事業にとして支援活動をしています。
- 日本・台湾・韓国の7クラブ共同で台湾の農村部へ医療巡回車を寄贈
- カンボジアへ消防車と清掃車を寄贈
福祉と介護事業関連では、市の補助金を活用し、市内12ケ所の介護保険事業所に介護ロボット(パワーアシストスーツ)を寄贈されているクラブがありました。
スポーツ支援では、プロスポーツ観戦への招待・少年野球開催や支援・サッカー大会 開催と数多くのクラブ活動がしています。イベントに合わせてポリオ根絶募金活動をおこなっているクラブも紹介されています。
今回、卓話をすることで全国ロータリークラブが、いろんな視点で多岐にわたる奉仕活動を実践している事がわかりました。今後の奉仕活動に活かしていきたいと思います。