第2118回例会報告[2021年3月12日(金)]

会長の時間

 会長 上林史和

みなさんこんにちは。卓話講師の白井洋司様、本日はよろしくお願い申し上げます。

今年1月8日以来のグランドホールでの例会となりました。皆さんにお会いするのはお久しぶりですが、お顔はオンライン例会で拝見することができました。みなさん積極的にご参加いただいて感謝しております。うちのクラブはほんとうに素晴らしいクラブだなあと実感しております。

 

お知らせしておりますように今後の例会は、新型コロナウイルス感染がまた広がらないうちは通常例会を行う予定です。来週19日の卓話の時間は地区大会の準備ミミーティングをさせていただく予定です。さらに26日の例会では当日の役割についてミーティングしたいと考えております。

3月27日(土)の設営ですが、総務の受付と設営担当の皆様を中心にお手伝いをいただきたいと思いますが、全員出席の必要はございませんので、出欠を取らせていただきます。お手伝いいただける方はぜひともお願いいたします。

28日(日)の地区大会は原則全員ホストクラブメンバーとして出席でお願いします。ただ、新型コロナウイルスの感染を懸念される方はその限りではありませんので、ご遠慮なくお申し付けください。

その翌週、4月2日(金)を振替えて4日(日)に野外例会を予定しておりました。これはもともと地区大会が10月であったこともあります。地区大会に続き日曜日が2回連続することと、バーベキューの昼食もまだ好ましくないと思われることからこれは中止、休会とさせていただきます。野外例会についてはコロナの状況を見ながら、6月までに開催できそうであれば開催を検討いたします。

 

さて2011年3月11日、あの日はちょうど例会の日でした。時刻は14時46分。あれから10年の月日が流れました。われわれのクラブもすぐに友好クラブの郡山アーバンロータリークラブを通じての支援や3年後の2014年には仙台空港から南相馬市、いわき市などを視察。2017年には大きな被害を受けた釜石や陸前高田市、南三陸町へ。74名の児童、10名の教師が亡くなられた石巻市立大川小学校訪問しお話を伺いました。

地震は地下岩盤のひずみ解消ですので必ずやってきます。それが大きな被害をもたらすものなのかどうなのか、また10年後なのか20年後なのか、はたまた明日なのかはわかりません。東日本大震災や阪神大震災を教訓に地震に対する備えをぜひもう一度見直していただきたいと思います。

卓話

「蜻蛉池公園での防災キャンプについて」

岸和田市青少年カウンセラー協議会 白石 洋司 様<br />
(担当:山本圭一郎会員)

岸和田市青少年カウンセラー協議会 白石 洋司 様
(担当:山本圭一郎会員)

私、岸和田市青少年カウンセラー協議会の白井と申します。ご縁がありまして、この防災キャンプの協力団体として、企画段階から参画させていただき、実際の進行や「キャンプ」という部分の技術指導をさせていただいております。

この防災キャンプとは何か?ということですが、蜻蛉池公園は大阪府の防災公園に指定されております。災害等の有事の際には、「広域避難場所」や「後方支援活動拠点」となります。このことから、防災に対する知識付与や実際の避難体験などの訓練を定期的に開催しておく必要があるということです。

岸和田市青少年カウンセラー協議会の紹介をさせていただきます。会則に取り決めている会の目的には「市内の青少年を対象に、あらゆる問題について調査研究し、関係団体と連絡協議して、自主的なボランティア活動を実践するとともに会員相互の研修を行い教養並びにカウンセラー技術の向上を図る。」とあります。実際には、レクリェーション活動や野外活動を通じて青少年の健全育成に寄与する団体です。ちなみに会員の殆どは岸和田市新緑会という会のOB・OGでございます。この新緑会は岸和田市内の中学生・高校生で構成される会で、リーダーとして地域のこども会のイベントにおいて、レクリェーションゲームなどで遊んでくれるお兄さん・お姉さんの団体です。

当会の主な活動としましては、岸和田市教育員会が主催する「教育キャンプ」の運営が挙げられます。毎年、夏休み期間中のキャンプの中で、様々なお手伝いをしているのですが、その内容は、飯盒炊爨の技術伝授・キャンプファイヤー・面白いプログラム作りなどなどです。当会は「真剣に遊び、楽しく活動する」ことをモットーとしております。

このような活動の中で、蜻蛉池公園事務所から「防災イベントを企画したいのだが、防災キャンプという形で開催できないか?」というお声がけをいただきました。当会としては、できるだけ多くの野外活動をしたいので、思いが一致し、この防災キャンプの開催となりました。対象はファミリー参加に主眼を置き、ファミリー単位のグループでの活動プログラムを組みましたが、単身での参加もウェルカムな対応として、単身参加の方のグループも構成するように考えました。

そして、コロナ禍の影響をたっぷり受けながらも令和元年に続き、令和2年度も10月に防災キャンプ2020として開催しました。今回は、前回の経験をもとに、地面にフルーシートを敷いて、寝袋の中にアルミシートを巻いて寝ましたが、やはり寒い。また、アルファ化米での夕食は、食べ比べもプログラムと捉え、一人に一袋というものではなく、一斉にいろいろ作って、取り分けて食べるという時代に逆行したスタイルをとりました。

二回目を実施すると「こうかも?」と思っていたことが「そうだ!」と確信できることもあります。それが「寒さ」です。そして雨。令和2年度も開始時点では雨でした。寒さは厳しく、雨を差し引いても防寒対策が功を奏しませんでした。これにより令和3年度は、開催時期を5月下旬に変更しました。

10月は雨が多いようで、「楽しむ」「防災キャンプ」には、あまりに過酷な条件でした。比較的天候の安定している5月中の開催とすることで、少しでも晴れの確立にすがりたいという思いもあります。

 

令和3年5月29日(土)~30日(日)に開催される「防災キャンプ2021」のチラシです。今後も試行錯誤と楽しむ気持ちを忘れず、防災知識を学べるイベントとして緑色の防災キャンプを開催していきたいと考えておりますので、ご興味のある方は、是非、ご参加の程、よろしくお願いします。

ご清聴ありがとうございました。

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