会長 上林史和
みなさんこんにちは、本日もありがとうございます。卓話講師の大阪中央ロータリークラブ中嶋茂夫様、本日はよろしくお願い申し上げます。
2月3日、岸和田3ロータリークラブの会長幹事会が浪切ホールで行われました。2月19日に予定されておりました当クラブがホストであります「岸和田3RC合同例会」は新型コロナウイルス緊急事態宣言中ということで中止になりました。この件を含めまして、次週以降の例会予定を本日例会終了後の理事会にて協議して会員の皆様にすみやかにご連絡いたしますのでどうぞよろしくお願いします。
2月は「平和構築と紛争予防月間」です。国際奉仕や海外の姉妹クラブとの交流もコロナの影響で活動がなかなか思うようにできていませんが、その機会のための準備は必要です。
シェルターボックス(ShelterBox)という組織をご存知でしょうか?私は10年ほど前にサウスサンフランシスコRCの会員に教えていただいてその存在を知りました。
2000年にイギリスにあるクラブが災害で家を失った人々に避難用シェルターなどの生活必需品を提供するプロジェクトを開始しました。その後、世界各地のロータリー会員やクラブからの支援を受け、シェルターボックスは災害救援団体として国際的に認知されるようになり、2012年シェルターボックスはロータリーの災害救援プロジェクトにおけるパートナー団体となりました。現在までに世界中で14万世帯分の家庭用テントと、39万世帯分のシェルターキットを提供してきました。
この協力は資金面での支援だけに収まらず、多くのロータリアンがボランティアやスタッフとしてシェルターボックスの活動に携わっています。世界各地のクラブが災害や紛争から逃れてきた家族をより多く救うためにシェルターボックスをサポートしています。
アフリカのマラウイでは、サイクロンが引き起こした洪水により何万人もの人が家を失いましたが、ロータリアンが被災地域とシェルターボックスをつなげ、およそ2,000世帯にシェルターを提供しました。ネパールをマグニチュード8の地震が襲ったときは、ロータリアンが直ちにシェルターボックスと協力し、被災状況を調べて救援チームを動員しました。他にもマレーシアの洪水やフィリピンのタイフーン、そして東日本大震災では約600個の命の箱「シェルターボックス」が世界から日本に届けられました。また、災害のみならず、シリアで紛争が勃発したときには多くが難民として他国に逃れました。シェルターボックスは、生活必需品、テント、蚊帳、水フィルタ、水容器、毛布、地面に敷くシート、太陽光利用ランプなどを配りました。テントや救援物資に加え、町の再建中も子どもたちへの教育が途絶えないよう、学用品の入った「スクールボックス」を提供しています。
今日の卓話は大阪中央ロータリークラブの中嶋茂夫様です。このシェルターボックスは緊急の物資の支援ですが、中嶋様のクラブは物資ではなく仕事で自立して生活していくための知識やノウハウをご支援されているということでお話しを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。