第2114回オンライン例会報告[2021年2月5日(金)]

会長の時間

 会長 上林史和

みなさんこんにちは、本日もありがとうございます。卓話講師の大阪中央ロータリークラブ中嶋茂夫様、本日はよろしくお願い申し上げます。

 

2月3日、岸和田3ロータリークラブの会長幹事会が浪切ホールで行われました。2月19日に予定されておりました当クラブがホストであります「岸和田3RC合同例会」は新型コロナウイルス緊急事態宣言中ということで中止になりました。この件を含めまして、次週以降の例会予定を本日例会終了後の理事会にて協議して会員の皆様にすみやかにご連絡いたしますのでどうぞよろしくお願いします。

 

2月は「平和構築と紛争予防月間」です。国際奉仕や海外の姉妹クラブとの交流もコロナの影響で活動がなかなか思うようにできていませんが、その機会のための準備は必要です。

 

シェルターボックス(ShelterBox)という組織をご存知でしょうか?私は10年ほど前にサウスサンフランシスコRCの会員に教えていただいてその存在を知りました。

2000年にイギリスにあるクラブが災害で家を失った人々に避難用シェルターなどの生活必需品を提供するプロジェクトを開始しました。その後、世界各地のロータリー会員やクラブからの支援を受け、シェルターボックスは災害救援団体として国際的に認知されるようになり、2012年シェルターボックスはロータリーの災害救援プロジェクトにおけるパートナー団体となりました。現在までに世界中で14万世帯分の家庭用テントと、39万世帯分のシェルターキットを提供してきました。

この協力は資金面での支援だけに収まらず、多くのロータリアンがボランティアやスタッフとしてシェルターボックスの活動に携わっています。世界各地のクラブが災害や紛争から逃れてきた家族をより多く救うためにシェルターボックスをサポートしています。

 

アフリカのマラウイでは、サイクロンが引き起こした洪水により何万人もの人が家を失いましたが、ロータリアンが被災地域とシェルターボックスをつなげ、およそ2,000世帯にシェルターを提供しました。ネパールをマグニチュード8の地震が襲ったときは、ロータリアンが直ちにシェルターボックスと協力し、被災状況を調べて救援チームを動員しました。他にもマレーシアの洪水やフィリピンのタイフーン、そして東日本大震災では約600個の命の箱「シェルターボックス」が世界から日本に届けられました。また、災害のみならず、シリアで紛争が勃発したときには多くが難民として他国に逃れました。シェルターボックスは、生活必需品、テント、蚊帳、水フィルタ、水容器、毛布、地面に敷くシート、太陽光利用ランプなどを配りました。テントや救援物資に加え、町の再建中も子どもたちへの教育が途絶えないよう、学用品の入った「スクールボックス」を提供しています。

 

今日の卓話は大阪中央ロータリークラブの中嶋茂夫様です。このシェルターボックスは緊急の物資の支援ですが、中嶋様のクラブは物資ではなく仕事で自立して生活していくための知識やノウハウをご支援されているということでお話しを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

卓話

「カンボジア女性就労支援活動事例」

大阪中央ロータリークラブ<br />
国際奉仕委員長 中嶋 茂夫 様

大阪中央ロータリークラブ
国際奉仕委員長 中嶋 茂夫 様

  担当:川植康史会員

 

大阪中央ロータリークラブの国際奉仕活動のご紹介

卓話者;中嶋茂夫:大阪中央ロータリークラブ 2020−2021国際奉仕委員長

 

大阪中央ロータリークラブで行っている国際奉仕活動についてご紹介します。

ここ4年間の当クラブの国際奉仕活動は、

「継続してお役に立てる支援とは何か?」

をテーマに行っております。

 

▼2017ー2018

インドネシア・ジョグジャカルタでの孤児院支援

 

前年度から支援を行っている孤児院にて、当年度は単発的な金銭的、物質的支援で終わるのではなく、継続的支援につながる奉仕活動はないかを現地のマリオボロロータリークラブと打ち合わせを行いました。

当年度は、魚の養殖をするための池を造成する支援を2クラブで行い、孤児院の子供たちの食料の自給自足ができるようになりました。

 

▼2018ー2019

インドネシア・ジョグジャカルタ

 

前年度の養殖池の魚が自給自足だけでなく販売してお金を得るようになったことから、池の維持のための電気代を節約するため、太陽光発電設備を寄贈しました。

 

▼2019ー2020

カンボジア・シェムリアップ

 

カンボジア・シェムリアップのNGO法人グローブジャングル協力のもと、現地の女性就労支援を目的としたミシンプロジェクトを行いました。

服を縫うためのミシンを寄贈し、先生を派遣し、半年で服が縫えるようになる指導を行うプロジェクトです。最初は4人でスタートし、スケジュール通り半年後には、ワンピースの型紙作成から縫製まで1人でできる技術を身につけ、仕事に活かされています。

手に職をつけることで、自信を持った女性が、さらに後継者を指導するという流れが生まれました。

 

▼2020ー2021

カンボジア・シェムリアップ

 

昨年同様NGO法人グローブジャングル協力のもと、無料で教えている私設英語学校の教師のITスキルアップのプロジェクトを実施中です。

パソコン、発電、インターネット環境など、ネット環境のインフラを整備し、ITと英語の講師を派遣することで英語学校教師のスキルアップをしています。

ネット環境が整うことで、英語教材がネットからダウンロードでき教育の幅が大幅に広がります。また、後進の教師を育つ原点になればと思います。

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