第2100回オンライン例会報告[2020年9月11日(金)]

会長の時間

 上林史和 会長

 

 

皆さんこんにちは。

寂しいお知らせです。深井会員が事業所の廃業にともないご退会となりました。クラブ設立2年目の昭和52年に入会以来43年の長きにわたりクラブに貢献いただきました。温厚なお人柄で私にもいつも丁寧に接していただきました。あまり飛行機がお好きじゃないようでしたが、2018年の熊本旅行は新幹線だったのでご参加いただけたことを思い出します。毎回例会場に入られる際に一礼されておられる姿が印象的でした。「皆様にご挨拶させていただきたいところですがよろしくお伝え下さい」との事でした。機会がございましたらぜひお声をかけてください。

 

本日は第2100回目の例会です。われわれのクラブは1976年(昭和51年)6月5日に創立されました。日本で1326番目に誕生したクラブで、今年で創立45周年となります。諸先輩方はさまざまな活動によりクラブを発展させて来られました。我々もこの素晴らしいクラブをさらに充実させていきたいと思います。そのためには「伝統」と「創造」という両輪が必要となります。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。そしてまた私たちがロータリーの活動ができるのは、ご家族のご理解があってのことであります。昨年度後半から新型コロナウイルスの影響で親睦イベントが開催できず、ご家族の皆様にお目にかかってご挨拶することができません。この場を借りてお礼申し上げます。

 

さて9月は「基本的教育と識字率向上月間」です。読み書きのできない15歳以上の人の数は、世界に約7億7500万人。これは、全世界の成人の17%にあたります。しかも、学校に通っていない子どもは世界に約6700万人いると言われています。低所得国のすべての子どもが基本的な識字力を身につけて学業を終えることができれば、推定1億7100万人が貧困から解放されるとされています。文字を読めない人が悪質なごまかしをうけたり、人間的尊厳の喪失の犠牲となってしまうことは大変な悲劇です。国際間の理解や協力、世界平和を阻む障害でもあります。ロータリークラブでは識字率向上のためのさまざまなプロジェクトを進行しています。われわれ岸和田東ロータリークラブは姉妹クラブのイントラムロス・マニラ・ロータリークラブと共同で、2017年シティオ・バボ、2020年はシティオ・イナラロに学校を建設いたしました。現地ではぜひ有効な教育プログラムと人員の育成をいただきたいと願います。われわれも引き続き支援を続けたいと思います。

 

この度、申請しておりました地区補助金が承認され当クラブの「非接触型体温計贈呈事業」に<4,206ドル=441,630円>を受領しました。品物が揃いしだい体温計を学校、幼稚園、保育園にお届けする考えです。

卓話

「コロナ禍での園生活」

坂 本 道 子 会員

坂 本 道 子 会員

皆様方は、コロナと聞けば何を思い出されますか?

私は、コロナ、マークⅡと車の種類しか思い出せませんでした。ところが、車とは全く違った細菌の世界、しかも性(タチ)の悪い新型コロナウイルス…と。

細菌としては初めて耳にする種類でした。

私の仕事は、0才~就学前の乳幼児教育の現場で、中でもそういった細菌による汚染には細心の注意が必要なところです。3月の卒園式には既に国・府・市からの緊急メールが次々と届き、府下の民間園のお仲間からも最新の情報をCatchしながらの毎日でした。例年盛大にこども達を称えて祝う卒園式も5才児とその保護者の方々のみと最小限の人数で行う形となり、その後の行事全てが縮小に縮小、罹患を避けての取り組みとなっております。

毎日の登降園は保護者の方は勿論のこと、マスク着用、玄関先の大きな体温計(クマちゃん)で親子さんの検温をし、こども達は靴をBoxに入れたら、石鹸での手洗い、アルコールでの消毒除菌と、今では当り前になった手洗いの手順も当初は密を避けての①②③と並ぶ待ち位置を足元に貼り、浸透迄がひと仕事でしたが、今は黙っていてもその流れがスムーズになりました。又、小さいお子さんは無理かと思い幼児クラス、3、4、5才児のみマスクの着用をお願いしていましたが、家庭によっては、1才後半児や2才児も大半が装着し、我が子の安全への気配りをしていただけました。又、クラスも窓を開けてのエアコン、お席も4人、6人掛けが半数以下に。又、昼食も向き合ってをやめ、一列にお友達の背を眺めての味気のない食べさせ方…と小さなこども達に大人並の侘しい生活へと次々に罹患防止策を実施いたしております。今はそんな生活も難なくで、こども達や保護者の皆様方の順応性に感謝しつつ収束の時期を待っています。

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