長い梅雨があけました。
暑さになれていませんので、これからの猛暑に身体がついていけるのか心配です。
1月、アメリカのサンディエゴで34地区のガバナーエレクトとガバナーになるべく研修を終え、ドイツから初めてのRI会長ホルガー・クナーク氏のテーマをお聞きし感動し帰国して、さあこれから3大セミナーの準備に取り掛かろうとした矢先、新型コロナウイルスの感染拡大が世界を駆け巡りました。
全ての参加者の健康と安全が最優先と考え、地区次年度クラブリーダーの皆様との［地区チーム研修］は開催することができましたが、［PETS］［地区研修・協議会］は、映像と冊子の配布による代替えとなりました。
できれば、対面式でface to faceでとり行いたく、決定が遅れましたことを、お詫び申し上げます。
地区大会も来年の3月27日・28日に延期することに決定いたしました。
新しい日常 ニューノーマルが始まっています。
新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が解除されましたが、過去最多の感染拡大が報告されています。ただし世の中は少しずつ動き始めました。経済活動と感染防止の両立の難しさです。
同期のガバナーとオンライン会議を定期的に執り行っています。大変な時にガバナーになったという声が聞こえました。ピンチはチャンス！ （谷深ければ山高し) です。
人間、生きているといろいろな事があります。陰と陽、痛みや悲しみを経験しなくてはいけない。人を傷つけたり、愛で包む事も出来るのです。
ここにいらっしゃる皆様も、何らかの痛みを抱えて生きていらっしゃると思います。
お仕事の事、お身体の事、家族の事、全て順風満帆の方はいらっしゃいますか？
私は辛い事が起こると感謝するのです。これでまた強くなれると。「おかげさまで」有り難う。悲しい事があると感謝するのです。これで人の悲しみがよく解ると、ありがとう。
辛い事も悲しい事も乗り越えて生きる事が人生だと言い聞かせるのです。自分自身に。そうするとふっと楽になるのです。
こう思えるように、ロータリーが私を育てて下さいました。
私共の岸和田東RCの友好クラブ・東日本の福島の郡山アーバンRCに被災後クラブから、参りました。大切な家族や財産を失った人達のお話を聞きました。御坊さんと神父様が弔いに現場を訪れた折「神も仏も無い」とおっしゃったそうです。
ニュースの画面から、知ることのできないことを知ることが出来ました。
私のクラブから姉妹クラブのフィリピン・イントロムロスRCの共同事業で何回か子供達に逢いに行きました。貧しくて辛くて、でも目はキラキラ輝いて笑顔がとても愛らしいのです。
石垣の崩れた、熊本城も瞼に焼き付いています。ロータリークラブに入会していないと、体験できませんでした。
私の苦しみや悲しみは、たいした事じゃ無いのです。どんなことにも乗り越えられる、強さを与えていただき、人に寄り添う事ができるよう教えて下さった、ロータリークラブに恩返しをしようと、ガバナーの大役をお引き受けしました。青少年奉仕で学んだ事を若い世代に送りたい、恩返しと恩送り、生命の尊さとはかなさを実感し、今ある自分の「おかげさま」に感謝して、ロータリーを通じて世界で良いことをしたいと思っています。
2020年10月に日本にロータリークラブが誕生して100周年を迎える記念すべき時に、ガバナーを拝命いたしました。日々重責の重さを感じております。
ＲＩの会長のテーマ 『ロータリーは、機会の扉を開く』
ホルガー・クナーク（ドイツ）
クナークRIの会長は、現会員を維持しクラブにふさわしい新会員を募る。ロータリーは時代と共に変わらなくてはならない。
ローターアクターや若い職業人、そして多くの女性の視野と経験でロータリーに新しい風を取り入れなければならない。
少なくとも年に一度、戦略立案会議を開き、5年後のクラブの姿を認識すべきである。
ロータリーとは、単にクラブに入会するというだけでなく、無限の機会を与えてくれる。奉仕の機会の扉を、開いてくれる。
私達のあらゆる活動がどこかで、誰かの為に機会の扉を開いています。
私の思いのたけを込めた 第2640地区のスローガン
『ロータリーと共に寄り添い奉仕の扉を開こう』
今あるの自分のおかげさまに感謝して救いを求める声に寄り添い
ロータリーの友と共に奉仕の機会の扉を開こう
幸せを感謝して、幸せのお裾分けをしましょう。
新型コロナウイルス感染拡大により世界中のロータリアンが何らかの影響を受けています。世界中の人達が見えないウイルス、敵と闘っています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令され誰もが通常とは全く違う生活を送る事を余儀なくされ、例会も数人の会合さえも許されない事態となっており4月5月と、例会を休会されていたクラブも多かったです。日本ではロックダウンという形は取らず「お願い」の形で日本全国の緊急事態宣言が解除されるまでになりましたが、7月31日のデータですが、感染者数やく1716万人 死亡者数約67万人、世界経済の経済損失最大8兆8000億ドル、世界のGDP9,7％押し下げ、失業者最大2億4210人とジョンズ、ホプキンス大学が集計を出しています。
ただし、それ以降（ポストコロナ）の時代は今までと違う「新しい生活様式」が待っている。今回の経緯でITリテラシーは確実に進化したが、それ以外にも日常生活が大きく変わるだろうと言われています。
私の年度はポリオ根絶に力を入れたいと思います。
世界保健機構（WHO）は新型コロナウイルス感染予防策として、2020年3月26日付けのガイドラインで大規模なワクチン予防接種キャンペーンを停止する様に指示しました。
それを受けて4月だけで4000万人以上の子供達が、ポリオワクチンの定期予防接種の機会を失ったと、知りました。
後少しのところまで来ているのに。コロナの更なる影響が懸念されてます。子供達と約束したのだから、守らなくてはなりません。私がデグジネートの時から10月24日世界ポリオデーに、私共の地区には関西国際空港という表玄関がありますので、ブースを設けて公共・イメージ向上も兼ねてポリオ根絶を訴えたいと思いました。（感染状況によります）インドにポリオワクチンを投与するプロジェクトも考えておりましたが、これは実施できそうにもありません。
私の年度の予算ですが、ロータリー財団年次基金寄付総額は210ドルと変わりありませんが
一人あたり 200ドル → 180ドル
ポリオプラス 10ドル → 30ドル
ポリオ根絶は国際ロータリーの最優先活動です。
ポリオの割合を増やさせて頂きました。
ポリオを根絶する5つの理由
①生活の向上
②未来への投資
③医療費の削減
④子供の健康の向上 命を守る
⑤歴史をつくる
2017年に採択された、ビジョン声明
私達は世界で、地域社会でそして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取りあって行動する世界を目指しています。
ロータリーの中核的価値観
親睦 高潔性 奉仕 多様性 リーダーシップ
7つの重点分野（来年度から7つになります）
平和の推進 水と衛生 母子の健康 教育の支援
地球経済の発展 疫病との戦い 環境の保全
4つの戦略的優先事項
：より大きなインパクトをもたらす
「世界を変える行動人」は問題を効果的に解決します。
：参加者の基盤を広げる
「世界を変える行動人」は、互いに刺激し合いインスピレーションを与え合います
：参加者の積極的な関わりを促す
「世界を変える行動人」は、人々のニーズを理解しようと努めます。
：適応力を高める
「世界を変える行動人」は、独創制があり起業家精神に溢れ困難に挫けません。
ロータリーの公式標語
超我の奉仕
最も多く奉仕するもの最も報いられる
ガバナーの基本方針
：魅力ある生き生きとしたクラブが作れる様各クラブに戦略計画委員会を設け
3年・5年後クラブがこうありたいと目標を立てていただく
：危機感を持って先を読み、クラブの現況を数値化して
データを分析し戦略計画を立てるよう指導する
：地区の様にクラブ研修リーダーを任命し、例会の少しの時間を
利用してロータリーについて勉強していただくよう指導したいです。
：地区やクラブの強み、弱みを知り目標設定や行動計画を準備する
：情報や資料・リソースを活用し、ストーリーを通して
心に訴える事でインパクトを与えたいです。
：直前ガバナー・ガバナーエレクト・ガバナーノミニーと
地区戦略会議を開催する
：RLIは実施いたします。次期会長・幹事予定者は出来れば受講していただきたい
：インターアクトの研修旅行は、開催できるかどうか
（13クラブ）解りませんが、開催されても国内で実施します
：ロータリー青少年指導者育成プログラム（RYLA）は
世界遺産、高野山で若い世代のリーダーを育成・発掘、心を育てます。
(私は、小さな頃から何回も高野山に参っております。ある時四国88箇所参り
を知り御朱印帳を求めました。西国33箇所、お不動さん参りを終えました。
無事に満願成就されます様に白装束での歩きお遍路さんに、手を合わせました。
人間一生に一度は、手を合わせすがるようにお願いする事があります。
身体でなく、心を育てましょう。目に見えない内部を磨いてもらいましょう。
そして人として育って、リーダーシップを身につけて欲しい。
青少年の皆様に高野山で手を合わせ、お陰様の感謝の気持ちを、
つちかって、欲しいと思います。)
：女性会員0クラブ0ゼロ 各クラブ純増１名
ローターアクター・若い会員・女性会員の増強
地区、クラブの運営及び活動方針
1 例会の充実
（例会においてロータリー人生を学ぶ。特に学びの多い卓話）
2 会員を増強して、純増を達成（若い会員、女性会員）
3 ロータリー情報の速やかな伝達・提供
4 ロータリークラブ・セントラル RIロータリー賞へのチャレンジ
マイロータリー の全員活用
5 ロータリーの友への投稿
6 親睦の多様化（同好会を立ち上げる）
7 地域から知られるロータリーと公共イメージ向上
8 職業分類調査を実施し実情に沿った会員基盤を築くための取り組み
（一業種一人の考え方は無くなりましたが、他業種の集まるクラブという発想）
9 地元発展に関わる活動
10 青少年の未来を明るくするための活動。
インターアクト、ローターアクトとの地域社会の奉仕プロジェクトを計画
11 地区財団活動基金（DDF）の活用 グローバル補助金を利用した海外での活動
12 ロータリー財団寄付金 米山記念奨学会寄付金の目標を全員達成
13 公開例会の実施
（外部からの卓話講師をお願いした時などに、一般の方にも声かけ）
14 地区大会への全員参加
15 クラブのあるべき将来像の計画・立案等の推進
会員減少傾向の原因
①健康上の問題 （病気 高齢化）
②家庭的な問題 （家族の介護）
③社会的な問題 （経営環境の悪化 仕事の多忙 退職）
④経済的な問題 （お金がかかりすぎる）
⑤ロータリーそれ自体の問題
（クラブ例会に魅力がない）
（奉仕プロジェクトに興味がない）
（指導性がない）
女性会員 世界23.6％ 日本7％ 2640地区8.65%
アメリカ 3分の1が女性会員
世界の平均クラブ会員数は３３人（35800以上のクラブ）118万人
多様化 L・G・P・Tなど
DDFの利用 地区補助金 グローバル補助金 ポリオ根絶
ロータリー平和センター 重点分野 災害救援基金
クラブのベストプラクティス
クラブの3〜5年後の姿を思い描く。
- 年次目標を立て、ロータリークラブ・セントラルに入力する。
- 会員が積極的に参加でき、情報豊かな例会とする。
- クラブ内でオープンなコミュニケーションを図る
- 後継者を育て、スムーズな引き継ぎを図る
- クラブ運営方法を反映させて、細則を独自に修正する
- 会員同士の交流を深める
- 会員が心から関心を持てる活動に参加できるようにする。
- ロータリーのリーダーとなる人材を育てる
- クラブ運営に必要な委員会を設置する
ロータリー活動における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ段階的に実施可能なロータリー活動を再開しています。
この様な中でも、世界中で奉仕活動が行われ、マイロータリーのショーケースで紹介されています。国内でも多くのロータリークラブが
医療従事者にフェイスシールドや防護服の寄贈などされて
送っておられ、私共の医療法人にも、多くのマスクや防護服が送られてきました。
大事に使わせていただいています。
閉ざされていた、機会の扉を開けて奉仕活動を進めていきましょう。
社会の経済活動が動き始めました。
経済活動と感染防止の両立の難しさです。
現在のこの状況は二波だと。感染者数が増えています。
慎重にクラスター、第二次感染を防ぐためにも、ソーシャル・ディスタンス、マスク、手洗いを守りましょう。
（密閉 密集 密接を避ける）
新しい日常 ニューノーマルにも慣れてきました。
私達ロータリアンは、まず自分が感染せず、感染させず
早く終息できます様努力していきたいと思います。
日本経済に大打撃を与えた、コロナショック！
広がる経済格差、深刻化する難民問題、核問題、貿易戦争などなど
世界は目まぐるしく変わり様々な問題を抱える様になりました。
地球温暖化の気候変動による自然災害。
50年に一度！観測上初めて！命を守る行動を！毎年聞いています
このところ頻発している地震。
東海南海トラフ地震が近いのかなと懸念しております。
来るべき災害も踏まえ、オンラインシステムの環境をと唱えなくてはいけません。
ただし取り残しがあってはいけません。
（事務局での参加、職員、会員と参加 サテライトを設ける。）
同期のガバナーとも定期的にオンライン会議を行い揺るぎない友情を確かめています。
ITリテラシーを向上させましょう。
各クラブは
どんなクラブにしたいのか
どんなクラブであるべきなのか
どんなクラブを目指すのか
クラブに、柔軟性、継続性を持って運営して行きましょう。
どんなに素晴らしいパワーポイントでも、文章でも講演でも
発信する人のハートが気持ちが伝わらなくてはいけないと思います。
私は自分がロータリーを通じて感動したことなどを皆様に
伝えていきたいと思います。
皆様と力をあわせて日本のロータリー100周年の記念すべき年に共に世界で良いことをしましょう。世界を変える行動人になりましょう
会員の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りませんと、任務を全うすることができません。
ここにお願い申し上げガバナーのメッセージとさせていただきます。
ガバナーからの皆様にプレゼントです。
車の中へ入れておいて例会の時などつけてください。
「藤井秀香ガバナーよりフェイスシールドが会員に贈呈されました。ぜひご活用下さい」
上林史和 会長
