今期の当クラブのスローガンは、「地域とつながろう!」です。近年我が国は、少子高齢化、人口減少に向かい、それに伴って厳しくなる医療インフラや社会保障制度を維持するために、地域での支え合いの重要性が益々叫ばれるようになってきました。そんな中でロータリークラブの果たす役割も、より地域に目を向けた活動に注目されてきています。
当クラブは、既に様々な地域社会奉仕活動や社会奉仕活動、あるいは青少年奉仕活動など地域に根差した様々な活動を先進的に行ってきました。ただ、独居高齢者に対する“見守り”という問題は、当地域に限らず我が国のいずれの地域でも手付かずの状態で残されています、この問題に対して、何らかの活動ができれば、と考えていましたが、ほとんど進めることはできませんでした。これまで恒例の行事として行ってきました、子ども食堂への支援や岸高こどもクッキングなどの青少年奉仕活動は、地域社会に対する子育て支援や世代間交流という意味からも来年度も活動を膨らませてもらえれば、と思っています。
会長というポジションになって、当クラブは多くの面で他のクラブをけん引できる素晴らしいクラブだということを改めて感じました。そしてまた、今後もそのメンバーであるというプライドを持ち続けたいと思っています。
けれどもただ1つ、私が感じている当クラブの弱点があります。それは、一般社会に対するPR力が弱いのではないか?ということです。他のクラブでは、地方紙やSNSにクラブの活動を定期的に掲載してもらったり、地方自治体とのパイプがあって上手くクラブの活動を一般にPRしているところもたくさんあります。ボランティアを行うにあたって、ことさら熱心にPRすることには、必ずしも称賛される声ばかりではないかもしれませんが、PRすることによって、行ったボランティア活動の価値を再認識し自信を深めることにもつながりますし、ひいては新たな会員獲得にもつながっていきます。従って今後は、このような広報活動にも積極的に取り組んでいただければと思います。
今年は、コロナ禍という全く想定していなかった問題が発生しました。皆さんのロータリー活動においても、少なからず影響を受けたところもあるのではないでしょうか。しかし私としては、あらゆることを含めて、十分に納得のいく1年であったと思っています。それも坂本幹事をはじめ、今年できました戦略計画委員会のメンバ―の方、および各委員会の方々さらには事務局の佐藤様のご協力のおかげと深く感謝致しております。
どうもありがとうございました。
「幹事退任挨拶」 坂本光文 幹事
昨年の7月より山本会長の下「地域とつながろう」をスローガンに2019-2020年度がスタートしました。会長はロータリークラブとして、どの様な形で奉仕活動すれば地域の方に、ご理解と認知して頂けるかを常に考えておられました。
- その一つに[ゲストを呼ぼう]があります。ロータリーを知っていただくのが目的です。
- 地域の方にはメディアを通じて、奉仕活動を知って頂きたいと言う思いもありました。
- 会長の一番の思いであった、高校生を対象にした次世代フォーラム[みんなで地域を支えよう]をテーマに計画した企画ですが、日程の都合で実現できませんでした。
クラブに於いては今年の2月までは、予定していたクラブ行事も滞りなく進んでいたのですが、3月に入りコロナ過の影響で例会も休会となり後半に予定していた大きな行事が全て中止になりました。
国際奉仕の加藤委員長にはハワイ・ホノルルでの国際大会、また親睦委員会の亀井委員長にはベトナム・ダナンの親睦旅行と企画していただき、旅行会社との打ち合わせに奔走していただきましたのに、コロナ過の影響で中止になりました。本当に申し訳ございませんでした。そしてありがとうございました。
今年度の最終月である6月になってようやく、非常事態宣言も解除されて例会を再開できる事が出来ました。本当に良かったと思います。
最後になりますが山本会長はじめ会員の皆様、1年間本当にありがとうございました。