山本新一郎 会長
米山奨学生について
去る、2月8日に和歌山県民文化会館において来年度の地区米山記念奨学委員会新旧合同委員会が開催されました。来年度は、より小委員会の活動を活性化させるために委員会構成の枠組みに若干の変更がありました。また、今年度の米山奨学生ガバナー目標寄付金額としては普通寄付と特別寄付金の合計で1会員当たり15000円を目標とする旨の話がありました。ちなみに当クラブは普通寄付で267000円、特別寄付で431000円となっており、1人当たりの平均寄付額は15511円となり、ガバナー目標額を達成しておりました。皆様ご協力ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。
当クラブで受け入れた奨学生は現年度で受け入れている学生も含めて、これまでに13名います。国別の内訳は中国が5名、韓国が4名、その他台湾、タイ、マレーシア、そして今年のインドネシアという内訳になっています。クラブの中でももっと多様な国に対象を広げられないか?という声も上がっています。そんな中で、当クラブではまだ受け入れていませんが、ベトナムの奨学生が近年急速に増えています。このベトナムの動きについては、今後注目していきたいと思います。
少し問題点として挙がっていることもあります。奨学生の中には随分と豊かな家庭の人も多いので、必ずしも奨学金を必要としていない場合もあるように見受けられます。それだったらもっと財政的に切実な状況の人に手わたるようにする方法がないか?という意見があります。今回の会議でも議題には上りませんでしたが、一部に同様の意見も出ました。ただ奨学生の選考は下記に示しますように、基本的には指定した学校側の判断にゆだねているところであり、学校側も深く個人のプライバシーの問題に踏み込んで調査することは難しく、成績など一定の枠の中での選考になってしまうところは否めないように思われます。
<奨学生が決まるまで>
【6月】 奨学会で地区割り当てを決める
【7月】 地区で指定校と被推薦者数を決める
【8月】 募集スタート
【8~10月】 指定校での学内選考と申し込み
【11~1月】 書類選考・面接試験
【12~2月】 合否発表
【4月】 オリエンテーション