第2074回例会報告[2019年10月25日(金)]

会長の時間

 山本新一郎会長

即位の礼

18日には指名委員会が開催されました。結果については改めて正式に発表させていただきます。翌19日は、岸和田3クラブ会長幹事会が開催されました。もうすでにこのメンバーが顔を合わせるのは、4、5回になりますのでこの日はいろいろとロータリーの話題を中心にシビアなことを本音で話し合いました。

また、本日は前回の臨時理事役員会の席で理事の方々に提案させていただきましたが、台風19号で甚大な被害を受けました福島県郡山の方々に、当クラブの友好クラブを通じて任意での義援金の募金ボックスを回覧させていただいています。任意ではありますが、目標を10万円とさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。

 

去る10月22日、午後1時より天皇陛下がが即位を国内外に宣伝する、即位の礼が行われました。正式には、「即位礼正殿の儀」と言い、憲法の定める国事行為の1つです。

儀式には、「内閣総理大臣」、「衆参両院議長」、「最高裁判所長官」の「三権の長」が天皇を仰ぎ見る形で万歳三唱を行います。

国内外からの賓客は約2000人といわれています。夜には、主に海外の王族や大統領らをもてなす祝宴「饗宴の儀」が開かれ、華やかな民族衣装をまとった様々な国の人が即位を祝いました。

けれども、同日午後に予定されていた、広く国民に即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)」は、台風19号による被害が広範囲にわたりまだ復旧が十分ではないということで被害者への配慮から11月10日に延期されました。

 

卓話

「岸和田における外国人患者」

岸和田市国際親善協会<br />
副会長 塩屋 裕様<br />
(担当:岩出正次会員)

岸和田市国際親善協会
副会長 塩屋 裕様
(担当:岩出正次会員)

2010年7月、岸和田東ロータリークラブ様が、結成35周年を迎えるにあたり、岸和田市国際親善協会が運営する外国人との出会いの場「地球どんぶり」事業に30万円をご寄贈いただき、更に2016年11月4には40周年を記念して同事業に年10万円、計5年50万円をご寄贈いただくことになり感謝に耐えません。市補助金が年々削減される状況下、貴重なる活動資金として、新しい事業の実施が可能となり、別途提出の「年度別事業報告書」の通り、大きな成果と評価をいただいています。茲に厚く御礼申し上げます。

私は主に岸和田市内で英語とスペイン語の医療、教育、行政、コミュニティ通訳をしていますが、その業務を通じて感じることは、岸和田をもっと住みやすい街にするためにも、在住外国人数、労働人口、サポート体制、平均寿命の低さ等々改善、検討すべきことが多々あるのでは考えます。

今後予想されるインバウンド(観光客、ビジネスマン、労働者、留学生)や富裕層による医療ツアーの増大及び入管法の改正により、年間約8万人の増大が予想されています。外国人のための行政レベルでの生活環境の改善、医療対策、特に医療通訳の整備は急務であります。更に医療現場での患者にとって、言語主導型の「医療通訳者」よりも、医学的知識主導型の「医師・看護師+語学力」が理想とされるのはいうまでもありません。医療の国際化に対応した看護学校での外国語(英語)教育の強化が必要となっています。

当協会が運営する「地球どんぶり」事業が地域在住の外国人のネットワークづくりに寄与することは大きな社会的価値があるものと確信しています。そして引き続き岸和田東ロータリークラブ様よりいただきました助成金を有効に活用し、異郷に暮らす外国人に、同胞との新たな出会いと連帯の場を提供し、安心して日本で暮らしていただけるよう尽力して参りたいと存じます。今後ともどうぞよろしくご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

  

トピック

記事はありません。