第2070回例会報告[2019年9月27日(金)]

会長の時間

 山本新一郎 会長

「子ども食堂」について

「子ども食堂」の活動は、当クラブでは前辻林年度の青少年奉仕委員会の坂東委員長が中心となって動き始めた活動です。全国的な傾向としてこのところ急速にその活動が活発となってきており、昨年4月の段階で既に全国で2200か所は存在すると推測されているそうです。これは、ある調査においては2年間で7倍に増えたそうです。そこで今日の会長の時間では、この「子ども食堂」について考えてみたいと思います。

この活動は、我が国において2012年ころから各地域で始まりました。目的は主に「子どもの孤食を防ぐ」ということと、「子どもの貧困対策」という2つあります。背景にはひとり親家庭の増加や地域コミュニティ活動の低下などの社会構造的な問題が複雑に絡んでいるという指摘があります。運営面では費用や継続的なマンパワーの問題など多くの問題を抱えているようです。けれどもこのような活動は、「地域が地域を支える!」という、今年度の当クラブのスローガンにぴったりの活動であることから、今年度も引き続きサポートをしていきたいと思っています。

実際の活動内容については地元地自体、NPO、企業、個人など様々な組織が独自の判断で個々に活動を行っています。今回皆さんにお配りした資料は、タレントの「はるな愛さん」が運営している活動を取り上げた昨年87日付け読売新聞の記事です。岸和田ではどれほどの数があるのか調べましたところ、ちょうどテレビ岸和田が作成したパンフレットがありましたのでご参考までにお配りしました。岸和田市社会福祉協議会(以下社協)が平成3012月の段階で把握しているもので15の施設があり、熱心に活動しています。ちなみにテレビ岸和田では、それらの団体に対して社協を通して毎月100㎏のお米を寄付しているそうです。

 

卓話

「旧東ドイツの街を旅して」

米本直樹会員

米本直樹会員

限られた日程での海外旅行(令和元年5月31日~6月7日)、今回の旅も「ハンブルク世界大会に参加すること」そして「旧東ドイツの街を探訪する」という趣旨をいかしたスペシャルな旅でした。限られた卓話の時間内にどれだけの街を皆さんへご紹介出来るか分かりませんが、旅の記録をお伝えしたいと思います。訪れた街の中心には必ず教会があり、それも歴史あるものばかり中世時代のドラマを見て参りました。都会の街、田舎の街、それぞれ印象深い街々でした。ドイツにはやはり几帳面な国民性を感じさせる事象が数多くありました。第二次大戦、国土は連合軍の爆撃で大きく破壊されましたが戦後の長い年月と多額の資金を費やして復興を遂げました。再訪出来ればもっと時間を掛けて街々を散策したいものです。

トピック

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