第2058回例会報告[2019年6月21日(金)]

会長の時間

辻林一郎会長

本日、卓話講師でいらっしゃいますオーナー・マジシャンのささきたい様、お越しいただきありがとうございます。後ほどよろしくお願いいたします。

 

本日の報告としまして、地区より「ガバナー月信6月号」が配信されています。次回例会にて皆様にプリントアウトして配付させていただきます。

 

さて、今日は時間をとりまして、ロータリー情報・規定委員会にて2019年規定審議会で採択された重要項目についての解説をしていただきます。

 

また、今年度、クラブスローガンを「ロータリーをもっと知ろう」とさせていただき、クラブ内部の充実を目指すため、皆様全員に「My ROTARY」の活用をお願いしています。未登録の方は、「My ROTARYに登録しましょう!」をご理解いただき、是非ともアカウント登録をお願いいたします。

 

卓話

AI革命時代の到来と働き方改革 〜なぜ新時代にマジシャンが必要とされるのか?〜

オーナー・マジシャン ささき たい様<br />
(担当 辻林一郎会員)

オーナー・マジシャン ささき たい様
(担当 辻林一郎会員)

辻林会長とのご縁で、今回、岸和田東ロータリークラブさんの例会に参加させて頂きます事を心より感謝いたしております。

辻林会長、いつもお世話になりまして、ありがとうございます。

 

タイトルが。

AI革命時代の到来と働き方改革

〜なぜ新時代にマジシャンが必要とされるのか?〜

新時代≠今ではない。

10年〜100年以内に、世界に、日本に、マジック業種に必ず起こる新しい時代の変化の話をさせて頂きたいと思います。

ささき たいの自己紹介

マジックバートライアンフ!

心斎橋でマジックバーを経営

出張マジック、テレビにも出演

更に、トライアンフ奇術研究クラブというマジックの振興と若手マジシャンの育成の場も行なっております。

私がマジックを始めて人前で披露したのは小学校三年生の時。本格的にマジックを始めたのは大学生の頃、先輩の影響です。

 

マジックバーに行った事あるという方は?

マジックを、生で見たことある方はどれくらいいますか?

お話だけと言うのもなんなんで、

よろしければご挨拶がてらマジックを少しだけご覧頂こうかと思います。

 

AI革命とは?

どんなイメージがありますか???

AIは人工知能である。

今までのロボット技術とは全く違うものであり、25年前に起こったIT革命よりも爆発的な社会の変化をもたらすと言われています。

 

自動車の高速道路自動運転を国交相認可された。

今後人が必要とされない職業の最も代表的なものがこの運輸業界である。

更に、デスクワークと呼ばれる事務的な仕事もAI化され一部のAIを管理する管理職のみが残る。

また、スーパーやコンビニなどの小売店舗も自動化が進んでいる。その代表的なものが、レジの自動化ですね。すでに人が必要なくなっている。

ユニクロなども支払いは全て自動化されていってます。

言わば小売店舗はこれからは店ごとでっかい自動販売機みたいな感じに変わっていくでしょう。

このような流れが少なくとも今後10年〜20年で必ず訪れる。

野村総研によると、10〜20年で、現在の日本の労働人口の49%が現在ついている職業がAI に取って代わり無くなるという研究結果も出ています。

すると、今後、一般的な雇用というものが激減します。

それにどう対応して変化するかが各企業の必要とされる今後の課題であります。

先月トヨタの社長がトヨタでも終身雇用は今後段階を経ながら無くなって行くだろうと、談話の発表もしていました。

 

そこでもう一つ

働き方改革とは?

・長時間労働の是正

・柔軟な働き方(フレックスタイムなど)

・働き方の多様性

 

これらはAI 革命によってこれらの考え方は無くなっていきます。

というより、雇用自体が激減していくわけですし、人間が動くべき時間が極端に短くなり、最終的には、人間は現在定義されている仕事という概念をしなくても生きていける時代まで来る。

まるでロボットに支配されるターミネーターみたいなSF映画のようですが、そんな時代が100年以内には必ず訪れます。

そんな時、思い起こされるのは、人間の存在意義、です。

人間の思考は、余暇を楽しむ事に重点を置く人生を送るようになります。

働き方改革とつながって来る訳です。

つまり、今までの大半の仕事は、ロボット的にシステマチックに行われるようになり、

娯楽産業やエンターテイメント産業は今後益々多様化し発展する産業になります。

その中でもAI が作り出すVR(仮想現実ではなかバーチャルリアリティ)があれば、ディズニーランドもUSJもいらなくなります。

それどころか、最近はUSJなんてアトラクションを作らずに、既存のアトラクションにVRを乗せてしまっている時代にまで来ています。

 

そこで、今後マジシャンは、人間としての存在意義が最も重要視される職業になると思われます。

実際、先程話した野村総研の残る職業の大半は、芸術家やエンターテイナーやクリエイターとしての創造業と、長い経験や高度な知識があり、人間であってもすぐになれるわけではない特殊な技術に関する職業もその多くを占めています。

 

マジックは、

VRを通してCGで作られた仮想現実で出来たロボットが行う不思議な世界を見ても意味が無いエンターテイメントなのです。

目の前で現実の世界で現実の人間が起こす事が出来るからこそ、エンターテイメントとして成り立つのです。

そこで、今後マジシャンがしなければならない課題は、

マジシャンこそが、今後人間としての存在意義を持ちながら発展していくことができる、数少ない職業となり得ることを、広く世に知らせていくことが、今後のAI 革命時代のマジシャンの責務であり、マジックの振興とマジシャン人口の発展につながるのではないかと考えています。

皆さんの様々な職業も今後数十年単位でこれからどんどん変化していくと思いますが、人間であるべき存在意義を見つけ、そこに特化したビジネスモデルに変化させていく必要があるという訳です。

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