辻林一郎会長
日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵古墳」を含む大阪府南部の「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録が確実となりました。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関(国際記念物遺跡会議、略称イコモス)が登録するよう勧告したためで、文化的価値が世界に共有されることとなり、喜ばしい限りです。
本日、例会見学にお越しくださいました酒井基博様、例会をお楽しみください。そして、初めての例会出席となります米山奨学生のインドラジャヤ・ダニエル・レオナルドさん、後ほど自己紹介をお願いいたします。
本日の報告です。
明日(5月18日)、ホテル・アゴーラリージェンシー堺にて岸和田ロータリークラブ創立65周年記念式典が開催されます。クラブから近江幹事と私が、代表して出席させていただきます。
さて、今日は、「最近のロータリーの定義」についてお話しさせていただきます。
ロータリー運動の実体を、見事に表した言葉として、「入りて学び、出でて奉仕せよ(Enter to learn,Go forth to serve)」がよく知られています。これは、ローマ帝国の元老院の入口に掲げられていたテーマとの説もありますが、1947年~48年度S.ケンドリック・ガーンシー国際ロータリー会長のRIテーマとして扱われた言葉です。言葉の響きが非常によく、分かりやすい日本語訳が素晴らしい。
ところで、現在の国際協議会の入口に掲げられている標語は、次のような“3つのエッセンス”に変わっているようです。
リーダーのネットワーク(JOIN LEADERS)
(ロータリーは、世界のさまざまな国や職業のリーダーのネットワークです。)
アイデアを広げる(EXCHANGE LDEAS)
(ロータリーは、多様な会員のアイデアや職業の専門知識を生かして、地域社会のニーズや問題に取り組みます。)
行動する(TAKE ACTION)
(ロータリーは、世界中の地域社会を長期的に改善するために行動します。)
(参考:ロータリー情報研究会発行・編集書)
また、「My ROTARY」においても掲載されていますので、その一部を紹介させていただきます。
「ロータリーって何?」という質問へのシンプルな答えを出すことは、「ロータリー活性化」の取り組みの大切な一部です。ロータリーのエッセンスを効果的に伝えることで、ロータリーへの理解が深まり、参加したいという気持ちも高まるでしょう。
よく知られている団体や企業は常に、シンプルなコンセプトを土台として魅力あるメッセージやストーリーを発信しています。ロータリーのストーリーを力強く伝えるための土台となるのが、“3つのエッセンス”です。
そして、これらのエッセンスを自分の言葉で伝えてみましょうと、メッセージの例が紹介されています。