辻林一郎 会長
寒さ厳しい折、普段から自然免疫力を高めることが大切です。リラックスすることが何よりの薬だそうですので心がけてください。
本日は、山田雅則様、例会見学にようこそお越しくださいました。最後までお楽しみください。
今月は「平和と紛争/紛争解決月間」です。
2014年10月RI理事会は、2月重点分野:「平和と紛争予防/紛争解決月間」(Peace and Conflict Prevention/Resolution Month)としました。
紛争予防と仲裁に関する若者(将来にリーダーとなることが望まれる人)を対象とした研修の実施、紛争地域における平和構築の支援、平和と紛争予防/紛争解決に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間です。
ハードルの高い分野ではありますが、「ロータリーの友」、「ガバナー月信2月号」によって強調月間についてのご理解を深めてください。
さて、今日は、「ことばの雑学 その3」としてお話をさせていただきます。
社団法人東京放送局が設立されたのは、1924年(大正13)年11月29日のことです。現在のNHKの前身となる放送局です。そして、翌年3月22日、東京芝浦の仮放送所から、ラジオ時代の記念すべき第一声が発せられました。
「アーアー、聞こえますか。JOAK、JOAK、JOAK。こちらは東京放送局であります。」
この冒頭の「アーアー、聞こえますか。」という呼びかけは、聴取者の鉱石ラジオがうまく受信されているかを試すためのものだったのですが、壊れている場合に「聞こえますか」と呼びかけても仕方がないということで、「アーアー、本日は晴天なり」という呼びかけ方になったそうです。
この「本日は晴天なり」という台詞ですが、実は根拠があって発せられたものなのです。ご存知でしょうか。
アメリカの電信会社では、お互いに天気状況を送信することによって、通信がうまくいくかどうかを試していたそうです。そのときに使われていたのが、「It’s fine today.」だったのです。放送に使われる子音、母音、破裂音、摩擦音などがこの文章の中に含まれ、マイク試験に最適だったのがその理由のようです。
ところが、日本人がアメリカの放送局などの視察でこの台詞を聞いて「意味のない言葉より天気情報みたいな言葉の方がテストに向いている。」と思ってしまったようです。
「本日は晴天なり」は、「It’s fine today.」の直訳だったのです。よって、母音は出てきますが、破裂音、摩擦音などは含まれていないので、マイクテストには向いていない台詞ということになります。