辻林一郎 会長
卓話講師としてお越しくださいました藤波勝三様、後ほどよろしくお願いいたします。
2017~18年度「100%ロータリー財団寄付クラブ認証のバナー」が届いています。
南輪会ゴルフ大会に参加していただきました皆様、ありがとうございました。
現在、気象庁は、「異常天候早期警戒情報」を発表しています。
「異常天候早期警戒情報」とは平年から隔たりの大きな天候が続くと、社会にさまざまな影響があります。このような現象の発生の可能性について、できるだけ早い段階で発表する予測情報が「異常天候早期警戒情報」で、気温・降雪量を対象として発表しています。
「異常天候早期警戒情報」は、原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の5日後から14日後までを対象として、7日間平均気温が「かなり高い」若しくは「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合、又は7日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表となります。
11月26日に「高温に関する異常天候早期警戒情報」が北海道、東北地方を除く全域に情報発表されました。
本日は、2週間ぶりの例会ですので、色々なニュースがありました。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、日本政府提案のナマハゲ・アマメハギなどの類似9行事を加え、10行事からなる「来訪神」を無形文化遺産に登録決定。
最先端の技術「ゲノム編集」研究が進み、中国の研究者から技術的な課題も残る、生命倫理の定見への攻撃ともとれる驚きの発表がなされたこと。
パリで11月23日に行われた博覧会国際事務局(BIE)総会で、2025年の国際博覧会(万博)が大阪で開催されることが決定。
今日は国際博覧会(万博)について少し触れたいと思います。
オールジャパンで誘致に取り組んだ成果です。
日本に投票したというアフリカの政府関係者は、「日本の企業は長い間、開発を支援してくれている。日本政府も同様だ。」、「日本は言ったことを必ずやってくれる。アフリカの開発途上国から信頼されている。」などと明かされたそうです。
ロシアが分担金を肩代わりしたとの情報も流れ、日本が疑心暗鬼に陥ったこともあったようですが、継続は力なりと言われるように、実績への信頼によって引き寄せられた勝利であったように思います。
テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」、2800万人の来場者と2兆円近くの経済波及効果を見込んでの開催となります。
登録博覧会(登録博)と認定博覧会(認定博)の2つに大別され、登録博は、
1995年以降は5年ごとに開催されることになっています。一方の認定博は、登録博の間に開催されるものです。
日本での博覧会は、次のとおりです。
1970年 大阪万博 テーマ「人類の進歩と調和」
1975~76年 沖縄海洋博 テーマ「海-その望ましい未来」
1985年 つくば科学万博 テーマ「人間・居住・環境と科学技術」
1990年 大阪花博 テーマ「自然と人間との共生」
2005年 愛知万博 テーマ「自然の叡智」
さて、忘れてはならない歴史があります。
1940年開催となっていた幻の東京万博です。皆さんご存知でしょうか。日本初の万博として開かれる予定だった「紀元2600年記念日本万国博覧会」、テーマは、「東西文化の融合」で、関東大震災(1923年)からの復興と国威発揚が目的でした。ところが、1938年7月に政府が延期を決定します。会場建設は始まり、入場券も販売されていましたが、日中戦争(支那事変)の長期化や日本の国際的な孤立で諸外国の参加が見込めなくなったためです。
そして、東京オリンピック(東京市で開催される予定だった第12回夏季オリンピック)は、日中戦争(支那事変)のため中止(1938年7月にその実施の中止を決定)されました。
一方、日本のロータリーに対する批判もますます激しさを増して行きます。クラブ旗の左隣に国旗を掲げ、月初めに国歌を歌うという、現在では普通の例会風景も国家への忠誠心を示すために考えられたとも言われています。
ドイツ42クラブ、オーストラリア11クラブ、イタリア34クラブが解散。
日本も1940年8月8日の静岡RCに続き、大阪、岡山、京都、広島、高知、金沢などと解散し、9月11日には東京RCがRI脱退という歴史をたどっています。