辻林一郎 会長
秋らしい日和となり、過ごしやすくなりました。
先週の公開例会では、皆様のご協力をいただき、お蔭をもちまして無事終えることができました。ありがとうございました。卓話講師の宮武正明先生は、その後の懇親時でも「貧困家庭の子どもの学習支援」について熱心にお話をしてくださいました。後ほど、青少年奉仕委員会から報告させていただきます。
本日の報告としまして、
①10月23日に近隣8クラブ会長懇親会が開催されます。要望・意見などございましたら会長・幹事までお寄せください。
②10月24日は、「世界ポリオデー」です。「撲滅を完遂する唯一の方法は、私たちの持つすべてを同時に注ぎこむことです。私たち皆がこのことを肝に銘じ、理解する必要があります。今、私たちが持つすべてを注ぎこみ、資金を集め、認識を向上し、ポリオ撲滅(End Polio Now)へのインスピレーションとなるときがきています。」と国際ロータリー会長 バリー・ラシン氏がメッセージを発信されています。
さて、10月16日付け新聞の寸評欄に次のような掲載がされていました。
「ベトナムの赤ひげ先生」と呼ばれているという。眼科医の服部匡志さんは16年前、現地に渡って以来、貧しい人たちを失明から救ってきた。
資金は日本で稼ぎ、無償で手術を続ける情熱は、挫折を通して育まれたらしい。高校で一時不登校となり、京都府立医科大に入るまで4浪を経験した。「人の役に立つ仕事をしろ」いう亡父の言葉を支えに踏ん張ったと、本紙で回想している。
服部匡志先生には、当クラブ、大石会長年度の2008年5月16日開催の第1551回例会に、卓話講師としてお越しいただきました。非常に感銘を受けた先生でした。
私が幹事を受けていたこともあり、南海岸和田駅にお迎えに行き、タクシーで例会場まで緊張してご一緒させていただいたことを鮮明に覚えています。
あれから10年が過ぎました。
現在も内視鏡を用いた硝子体手術では世界のトップレベル技術を持つ、フリーランスの眼科医としてご活躍されていることは、すごい!の一言に尽きます。
当時の卓話で、先生が「ベトナムの赤ひげ先生」として、また「患者は肉親」を座右の銘として、ベトナムの貧しい人々に対して、情熱を燃やす熱血医師として、孤軍奮闘の日々を送られていることを知りました。
2014年には、眼鏡販売店「パリミキ」を運営する「メガネの三城」などが出資した、高度な医療資材を整えた日本国際眼科病院をハノイに設立されています。そして、低所得者に対する無料での治療活動を続けているのです。
さらに、2017年には、ミャンマーで網膜硝子体手術の技術指導を行うなどの医療支援をされています。
先生の技術を受け継ぐ弟子たちも増え、現在では、ベトナムの主要都市では以前の様な失明してしまうようなことは減ってきているようです。
職業における「奉仕の理想」まっしぐらな姿勢に心から敬服します。
『はっちゃんベトナムに行く-自分さがしの旅』
『人間は、人を助けるようにできている』
『老ける老けないは目で決まる!』などの先生の著書を購入して、活動に少しばかりの応援をしたいと思います。