「ロータリーと親睦活動」
会長 池 内 清一郎
5月26日、27日、親睦活動委員会と職業奉仕委員会のコラボにより九州の博多、柳川、熊本方面の親睦旅行に行ってきました。天候にも恵まれ、大変楽しい旅行となりました。後ほど和田親睦委員長の卓話がありますので、旅行のことは和田委員長にお任せします。親睦委員の皆様、職業奉仕委員の皆様ご苦労様でした。
6月は、「ロータリー親睦活動月間」です。以前からロータリーは「親睦と奉仕」だと言われてきました。親睦と奉仕はロータリー活動を支える大きな柱であります。会員同士が繋がり、それを維持、発展させるのが親睦であり、これがなくなれば奉仕活動どころではなくなります。従って親睦活動は重要であるから推進しなさいというのがこの月間であると私は思っていました。
しかし、ロータリー百科事典を見ますと、6月は、レクレーション活動や保健と医療問題に共通の関心を寄せるロータリアンや、類似した職業を持つロータリアン同士の国際親善と善意の重要性を認識し、親睦活動への参加の増加及びこのプログラムに対する理解を促進するため、RI理事会によって「ロータリー親睦活動月間」として指定されたのであります。
RI理事会は、各親睦グループがプロジェクト、活動及び催しを通して6月の「ロータリー親睦月間」を祝う活動を強調するよう奨励しています。ロータリー親睦活動は、1928年、エスペラント語に関心を持つロータリアンが集まったことをきっかけに、非公式に始まりました。1947年には、ボート好きのロータリアンのグループが、自分たちの船にロータリーの旗を掲げ、ロータリアンの国際ヨット親睦グループと名乗りました。現在、最も長く継続して活動しているのがこのヨット親睦グループです。このように、スポーツ、趣味、職業上の関心をはじめとしたロータリー親睦活動グループは100団体近くにあり、その全てが国際的な親睦、友好、奉仕を深める役割を果たしています。例えば、カヌーを楽しむロータリアンの国際親睦グループは汚染した川の清掃を行い、「ジッパー・クラブ」と名乗る心臓疾患を克服したロータリアンの国際親睦グループは、心臓疾患を持つ、恵まれない子どもたちの命を救う手術を提供しています。
このように、ロータリーの親睦活動プログラムは、単なるクラブやロータリアンの親睦活動ではなく、ロータリーという名称が付いていることが重要だと思います。国際ロータリーの構成プログラムで、レクレーション活動、専門職分野及び保健や医療問題に共通の関心を持つロータリアンが参加する国際的なプログラムです。このように、ロータリー親睦活動は、国際奉仕の正式なプログラムなのです。このプログラムは、RI理事会の承認が必要とされており、3ヶ国以上のロータリアンが参加するなどの条件を満たす必要がありますが、ロータリーの親睦活動は、RIから独立した活動を行っています。
以上、「ロータリー親睦月間」についてお話しさせていただきました。