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「子ども食堂の現状とこれから」
岸和田市社会福祉協議会
地域福祉課 地域福祉係
社会福祉士・精神保健福祉士
本 橋 亜 衣 様
(担当:川植康史会員)
岸和田っ子を地域ではぐくむ居場所プロジェクトについて
岸和田市社会福祉協議会は、「地域福祉の推進」を使命とし、市民の皆さんと共に地域課題の解決を目指しています。また、赤い羽根共同募金運動の事務局も担当しています。
平成27年度、社協事業や教育関係者や市民へのアンケート調査などを通じて、さまざまな事情で孤食になっていたり、地域で孤立しがちな子どもたちの姿が見えてきました。
そこで、食事の提供供だけではなく、だれでも集える居場所を地域の皆さんと一緒につくる「岸和田っ子をはぐくむ居場所づくりプロジェクト」を立ち上げました。
昨今、ライフスタイルの変化や地域のつながりが希薄になる中、子育てがどうしても家庭や学校で完結しがちで、異年齢の子どもが一緒に遊んだり、世代間のふれあいなどの「経験」が不足していると言われています。この活動を通じ、そういった社会課題にもアプローチし、「孤立」を防ぎ、地域全体で子どもをはぐくむまちをつくりたいと考えています。
居場所の立ち上げの際、「親の子育て放棄を助長させることになる」「夜子どもたちだけで、出歩かせるのは危険だ」などのご指摘もありましたが、「何もしないのではこの状況は変わらない、まずは動いてみよう」ということでスタートしました。
2018年3月現在で、本プロジェクトにかかわる拠点は、9か所となりました。2018年の募金活動は、目標額400万を上回る509万6,111円のご協力を岸和田内外から頂きました。
社会福祉協議会は、これからも岸和田の子どもたちの明るい未来のために、市民の皆さんと一緒に誰も一人ぼっちにしないまちづくりを目指します。ぜひ引き続きご支援をお願いいたします。
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