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藤 井 秀 香 会員
私は、39歳で入会して22年になります。
会費は授業料として納めさせて頂き、多くの事を会員から、奉仕活動から学ばせて頂きました。感謝しております。
東京恵比寿ロータリークラブ所属の、司葉子様に「女性会員を増やそう」をテーマに後援して頂いた事。品のあるとても美しい方でした。
イジメや子どもを取り巻く問題に心を痛めておりました。私が会長の折、岸和田浪切ホールの館長様とのお話の中で「夜回り先生の水谷修先生をお呼びできないだろうか。」とご協力頂き、大ホールに1000名程の方々とお話しを、お聞きする事が出来ました。
先日、当クラブの2000回記念例会があり、素晴らしい演奏で「花は咲く」を目を閉じてお聴きしていると、クラブの旅行で福島を訪れた時の事が走馬灯の様に蘇りました。友好クラブの郡山アーバンRCの方々が被災地を案内して頂いた時、バスの放射能の数値が高くなり、けたたましいベルが鳴り響きました。7年目の今年のニュースの映像からは、まだ除染した黒いビニール袋が積み上げられていました。
今年度、フィリピンの小学校プロジェクト、姉妹クラブのイントラムロスRCと池内会長のもとさせていただきました。現地の子ども達は、孫と重なるのです。
嬉しかった事。今年度6分区のガバナー補佐を務めさせて頂き、10クラブ、2回ずつ訪問させて頂きました。あるクラブをガバナーと訪問させて頂き帰ろうとした折、70代のロータリアンがガバナーの所へ来られ手を握って「退会しないで良かった。地区を正常化してくださってありがとう」と泣いておられました。ガバナー補佐をさせて頂き8カ月ですが、22年間のロータリー生活より、この8カ月が私を成長させて下さいました。
もう一年留年、何回か地区の会議に出席いたしましたが、素晴らしい次年度樫畑直尚ガバナーの元で勉強させて頂く事が出来る事、今からワクワクしております。
南は新宮から、堺まで多くのロータリーの友が出来ました。こころよく送り出してくださった皆様に感謝いたします。
私は、「寄り添う」という言葉が一番好きです。本当に辛い時、悲しい時、寄り添ってくれるロータリアンがいます。私の財産です。「藤井ちゃんは、早くお母さんが亡くなったから私が教えてあげる。」お味噌の作り方を女性会員から教わりました。
60才になってこの頃よく思うようになりました。人間生きていると色んな事があります。陰と陽。痛みや苦しみ悲しみを経験しなくてはいけません。人を傷つけたり、愛で包む事も出来ます。仕事の事、身体の事、家族の事、皆色々な痛みを抱えて生きているのですね。いつ我が身かと思うのです。そうすると人を誹謗、中傷せず優しくなれます。
ロータリーから、「友愛の精神と寛容の精神」を学ばせて頂いています。
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