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『 卓 話 』 |
「心臓病と私」
岩 出 正 次 会員
手術歴
・平成16年 心臓バイパス手術
・平成27年 心臓弁膜症
1.心臓バイパス手術
・心臓に入る3本の動脈が3本とも90%〜98%詰まっている状態
・心臓を取り出し動いているままでバイパス手術を実施
・全身麻酔のため手術中の痛みはわからないが、手術5日後腹部に通された数本のパイプを麻酔なしで抜いた際の激痛は今も忘れられず
(悶絶する姿をみた付き添いの妻が気絶し別の病院に搬送される)
・2ヶ月余りの養生で元の状態に戻り通常の生活を送る
・飲酒、魚釣りも以前と同じようにでき、仕事も精力的に取り組むことができた
2.心臓弁膜症
心臓弁膜症とは
→心筋梗塞、狭心症に次いで多い心臓病
→心臓の4つの弁の開閉が悪くなると血液の通過障害や逆流が起きる症状
→自覚症状も出にくい
→放っておくと突然死をも招きかねない
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・岸和田市民病院にてカテーテル検査を行い、以前にもお世話になった国立循環器病センターに相談
・担当医は10年前と同じ小林順二郎先生
・今回の手術はカテーテルでできる弁の取換え手術(TAVI)
・現在TAVIを施術できる施設は全国で40程度
・全身麻酔の手術で時間は2時間半程度手術の内容(TAVI)
@TAVIは石灰化して硬くなった大動脈弁の場所に内部に人口弁のついたステントをカテーテルで運んで設置する手術である
A体力の落ちた80歳を超えた高齢者にも対応でき、2013年10月に保険適用を受けた
B炭素繊維やステンレスでできた機械弁または豚や牛の組織で作られた生体弁に置き換える
C機械弁は半永久的に使用可能の一方で血液の付着を防ぐため凝固剤を飲み続ける必要がある
D生体弁はこうした問題はないが耐久年数は最長でも20年程度で再置換手術が必要
■今回は「牛」の生体弁を選択
・岸和田市民病院での入院記録
平成26年11月28日 緊急入院
・国立循環器病センターでの入院記録
平成27年1月23日〜29日 検査入院
2月4日 入院 2月6日 手術 2月13日 退院
・1週間程度で退院することができ非常に満足
3.最後に
・高齢になるにつれ、健康を維持することが難しくなる
・心臓弁の障害で開閉が不充分になったり、血液が逆流する心臓弁膜症の患者は増加傾向
・近年は大動脈弁狭窄症でカテーテル治療が盛んに行われている
4.今後の私の8か条
(1)血糖値を下げ糖尿病を治す
(2)食べ過ぎない、カロリーをとり過ぎない
(3)体調に合った運動をする
(4)酒を控える
(5)心臓病の薬を飲み続ける
(6)仕事を無理のない程度に続ける
(7)魚釣りに行く
(8)ロータリーの例会や行事を欠席しない |
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