岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1875回例会 5月 15日(金)

『 トピック 』

5月度 会員誕生日



5月11日(月)春の全国交通安全運動啓発活動


卓 話

「岸和田市内交通情勢と
   今後の交通安全対策について」

岸和田警察署 交通課長
警視 酒 本 和 郎 様

         (担当:深井正夫会員)

1 交通事故発生状況(本年4月末現在概数)等について
大阪府下では、発生件数13,429件(前年比−565件)、負傷者数15,914人(前年比−818人)で、昨年と比較して、いずれも減少傾向で推移していますが、死者数は70人(前年比+27人)と大幅に増加しています。
この死者数は全国で、ワースト1と非常に厳しい情勢となっています。
一方、岸和田警察署管内では、件数415件(前年比−36件)、負傷者数529人(前年比−42人)と、大阪府下同様、件数、負傷者数はいずれも、昨年より減少していますが、死者は2人(前年比±0人)と昨年と同数となっています。
なお、4月末現在の岸和田警察署管内の発生件数415件は、昨年より減少したとはいえ、大阪府内65警察署中、3番目に多い件数で、自転車が関係した交通事故も目立っています。

2 交通安全対策について
これらの交通情勢を踏まえまして、今後、悲惨な交通事故を1件でもなくすため、
@ご高齢のドライバーを含めた高齢者の方に対する取組
A重大な交通事故につながる飲酒運転防止に関する取組
B自転車利用者に対する取組
 以上3点について、特に力を入れていくこととしています。

3 交通事故事例紹介

次に実際にあった交通事故ですが、青信号で横断中の歩行者の方が、左後から走行してきた右折の車にはねられて、翌日にお亡くなりになるという死亡事故がありました。
この事故は車側が脇見をして、進路前方をよく見ていなかったことが大きな原因となった事故です。
被害者側は青信号で横断を開始し、落ち度はありません。
しかし、ご自身がいくらルールを守っていても、前を見ていない車の交差点の通過タイミングが合えば、このような悲惨な交通死亡事故の被害者になってしまうこともあり得るのです。
交通事故に遭わないための防衛行動として、青信号で横断中でも、右左折の車が確実に止まるのを確認してから横断するということを実践していただくとともに、ご家族や、ご近所、職域の方々にも徹底のお声かけをお願いします。

4 おわりに

交通安全に関する取組は、我々警察だけの力では、限界があります。
どうか、本日の内容を一人でも多くの市民の方々にワンポイントアドバイスとして、お伝えしていただきたいと思います。
皆様方の、今後、益々のご発展、ご多幸を心から祈念しまして、私の話を終えたいと思います。ご清聴ありがとうございました。