岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1866回例会 3月6日(金)

『 トピック 』

3月度 会員誕生日


卓 話

ご存知ですか?
  自泉会館と岸和田文化事業協会


岸和田文化事業協会
 専務理事 真下豊光様

(担当:平瀬有里会員)


1.自泉会館の歴史
・1892年(明治25年)岸和田紡績叶ン立
・1932年(昭和7年)に、岸和田紡績株式会社(現ユニチカ)の創設者、寺田甚與茂氏の偉業を記念し、退職時に贈られた慰労金を基金として、二代目社長の寺田甚吉氏が会社の倶楽部施設として設立する。
・1943年(昭和18年)に岸和田市に寄贈。集会場、貴賓室、一時議場として利用。
・1955年(昭和30年)から1982年(昭和57年)まで岸和田商工会議所に貸与。
・1982年(昭和57年)に、岸和田市市制施行60周年記念事業として修復、新たに展示室も付設。
・1983年(昭和58年)から多目的文化施設として利用。
・1997年(平成9年)に国の登録有形文化財の登録を受ける。

2.建物の様式、特徴

・玄関ポーチに古代ローマ建築のトスカナ式の柱が6本。
・建物は、鉄筋コンクリート造り2階建で、昭和初期に流行したスパニッシュ様式。
・1階のホール(コンサート会場として活用)
・2階の会議室(コンサート出演者の楽屋及び文化関係の会議)
・1階の展示室は、団体の文化芸術展や個人の作品展の会場として活用している。

3.設計者 渡辺 節について

・自泉会館の設計は、渡辺建築事務所が担当し、大林組の施工により建設。
・渡辺 節は、東京帝大卒業後、鉄道院に入り、大正期の京都駅などを設計。
・1916年(大正5年)に独立、関西を中心に商業ビルを多く設計。
・代表作 日本綿業会館(大阪市中央区備後町…国の重要文化財)

4.岸和田文化事業協会

・平成3年に、「市民と行政が一体となって、地域文化を発展させよう」という行政の姿勢と市民の熱意が結合して、前身である「岸和田市市民文化事業協会」が発足。「文化は市民の共有財産であり、それを守り育て、創り出すのは市民自身である。」という基本理念に立ち、マドカホールの単なる券売組織としての「友の会」ではなく、市民が、自主的・主体的に活動し、行政と力を合わせて芸術・文化事業を行う組織として設立。行政と市民の二人三脚の取組みが、「東の水戸に西の岸和田」という言葉で有名になり、全国から視察に訪れた。
平成14年に開館した浪切ホールをめぐり、市内に二つの「友の会」組織が存在する混乱を避けるため等の理由により、一旦解散、新たに現在の組織を発足した。
平成3年から、岸和田市の委託を受けて、自泉会館の管理運営を行っている。