岸和田東ロータリークラブ 国際ロータリークラブ第2640地区
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第1853回例会 11月21日(金)

卓 話


伝説の人空海 その(1)

 亀 井 亮 雄 会員





 
人生には、それぞれチャンスと言うものが、何回かやって来る様です。それがチャンスとわからない場合もありますし、又その機会をうまく理由出来ない場合もあります。チャンスをうまく捉まえられた人とそうでない人とでは、大きな差が出来てしまいます。
空海は、自ら訪れたチャンスを全て掴む事の出来た人だと思います。自分が考えている方向から空海の為に、大きなうねりの様にチャンスが訪れて来た様に思えます。
佐伯真魚と言う俗名を受けて、宝亀5年、西暦774年に生誕した空海には、色々な伝説が付きまとう偉大な僧侶でありました。真魚少年の時代から、国学、大学に入り、すぐ自主退学。私度僧の時代、自らに課した厳しい修行、そして伝記上の空白の7年間を経て遺唐使船国の一員となり、延歴23年、西暦804年5月12日に日本を出発。空海の船は嵐に遭い、南方へ吹き流され予定外の福洲に着く。ここでは、一行は不審者の扱いを受けるが、空海の書いた手紙で何とか要求が通り、長安を目指して福洲を出発する。長安に入ったのは日本をたって半年後の事である。
この長安の都で数ヶ月後、辿り着いたのが青龍寺東塔院の恵果である。会って間もない恵果であるが、彼は空海に密教の奥義全てを伝授した。
帰国してからの空海の活躍は、又の機会があればお話しさせて頂きます。今回の空海の誕生から、唐に学ぶまでの空海にとって、イン・プットのお話をさせて頂きました。