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『 卓 話 』 |
「ロータリー米山記念奨学会の誕生」
谷 川 泉 会員
1952年12月、東京ロータリークラブが奨学事業の構想を立案、1953年3月「米山基金」が開始された。これは日本最初のロータリークラブ創立に貢献した実業家米山梅吉氏の功績を記念して発足したものです。米山氏は1868年2月に出生、20才の時、米国オハイオ州ウエスレアン大学へ留学、8年後帰国、三井銀行へ入行、三井信託株式会社を創立する。その頃、数回の海外視察をする。1918年正月、テキサス州ダラスに於いてダラスRC会員であった三井物産の福島喜三次氏と出会いロータリークラブに大いに心を動かされた。1920年10月20日、銀行クラブに24名が出席して創立総会を開き東京ロータリークラブが誕生した。第2次世界大戦中に脱退した日本のロータリーは1949年に復帰したが、米山氏は終戦の翌年1946年に亡くなった。1952年〜53年、東京RC会長、古沢氏の提案で米山基金が設定した。米山梅吉氏が生前、東南アジアに深い関心を持っていたことからロータリー財団の奨学制度に模して、年2名の奨学生をアジア諸国から招致しようとする計画であった。1952年12月、米山奨学制度の成案可決、1953年3月より実施された。いろいろと困難な事柄を乗り越えて2名の奨学生が決まり、今後の成功の自信を得たので、他クラブの呼びかけが始まった。1956年、地区大会に於いて決議され、会員一人当り、年600円の寄付を決定した。1957年、ロータリー米山奨学委員会を結成、初代委員長には小林雅一氏が就任された。1967年7月に「財団法人ロータリー米山記念奨学会」を設立した。現在、奨学生は700名という一大国際奨学事業となっている。
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