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『 トピック 』 |
ロータリー世界平和フォーラム広島
2013年5月17日(金)〜18日(土)
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『 卓 話 』 |
「あなたはどこで死にたいですか?
〜“在宅死”と“地域包括ケアシステム”〜」
山 本 新 一 郎 会員
いわゆる団塊の世代と言われる、戦後ベビーブームのころに誕生した世代が、いよいよ後期高齢者に達する2020年ころには、我が国は大量死亡時代が訪れるとされています。しかしそのための社会システムはそれを十分に受け入れる状況にはなっていません。さてどうしましょう?
国の方針としては、これから人口も急速に少なくなっていく中で病院のベッドの増床はなかなか踏み込みにくいところです。しかし一方で近年の社会情勢は核家族化が進み、60年前のように多くの人が在宅で看取られるような状況にないのも事実です。従って、2030年には47万人もの人が自らの死ぬ場所がない?というような由々しき事態が予想されます。
そこで、今考えられているシステムが、地域全体で高齢者を支えようという発想から"現代版長屋システム"ともいえる、「地域包括ケアシステム」と呼ばれるものです。
そんな取り組みは、様々な地域で行われていますが、岸和田も行政を含めて取り組みが始まっています。
岸和田市における取組み
@「岸和田在宅ケア24」
7名の医師による緩やかな連携による在宅ケアの強化・ 充実
A「岸和田緩和ケアネットワーク」
多職種の連携強化、およびスキルアップを目指して組織されている。「岸和田在宅ケア24」に参加している医師をはじめ、訪問介護・介護ステーション、薬局などが参加している。具体的な活動は、年に3回程度の勉強会、及び1回の外部講師を招いての講演会を開催している。
B「在宅医療円滑化ネットワーク検討委員会」
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