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『 卓 話 』 |
『 わたしたちの町の税務署の仕事 』
岸和田税務署 副署長 馬 場 文 明 様
(担当:岩出正次会員)
今日は、税務署という役所の話をします。
(1)採用形態
税務職員は、全員国家公務員です。
最近の採用状況は、高校卒業者が大阪国税局管内で20人程度、大学卒業者は80人程度です。
(2)組織と機構
国税組織は、財務省の外局である国税庁をトップに、その下に国税局が全国で12箇所あり、その下に税務署が全国で524箇所あります。近畿二府四県を管轄する大阪国税局の管内には、83の税務署があり、そのひとつである岸和田税務署は、岸和田市と貝塚市を管轄しています。
岸和田税務署の機構について説明します。
○総務課の仕事の内容は、民間会社の総務課や庶務と同じです。
○管理運営部門は、税金の納付・申告書や届出書類の提出・納税証明の請求などに対応します。
○徴収部門は、税金を決められた期限までに納付しない人に対して、納付していただきに行くセクションです。
○個人課税部門・資産課税部門・法人課税部門は、所得 税や相続税、法人税などの相談や税務調査などの事務を行っています。
(3)税収について
岸和田税務署の税収は、年間ざっと412億円です。サラリーマンの源泉所得税と消費税で全体の60%になります。一番歴史の浅い消費税が、今や租税収入の基幹になっています。法人税は22%ほどです。
税務署では、職員が一丸となって「近づきやすい税務署」となるよう努力していますので、これからもよろしくお願いします。
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