『 卓　話 』 『 元長期派遣交換学生、そして財団奨学生としての私 』 　中 野 華 子 様　(担当：米 本 直 樹 会員) 　2004-2005年富田林高校3年次、羽衣RCから長期交換学生として１年間カナダ・オンタリオ州に留学させていただきました。トロントから車で4〜5時間北上したところにある小さな村、TobermoryとLion's Head、2つのRCでお世話になり、ホテル経営者、牧場主、キャンプ場経営者の3家庭に受け入れていただき、夏はヨットやカヌー、冬はスキーやスノーシューイングなどを体験しました。学校では歴史や語学の授業のほか、日本語・文化を教える機会も作っていただきました。 　帰国後はAO入試で長崎大学教育学部に合格。受験では、交換留学時に集めたピンバッチをたくさんつけたジャケットを着用、留学時のエピソードから今後の展望についてプレゼンしました。大学では単身アフリカで調査を行ったり、国際協力や異文化交流といった分野で活動しました。 　大学卒業後は、国際ロータリー財団奨学生としてスイス・ジュネーブに派遣していただきました。大学院では国際開発学を専攻し、紛争後国家での教育の役割について研究しました。今月大学院の修了式が行われるため、両親とともに渡欧します。 　カナダ留学で語学力を身につけたこと、そして17歳という若いときに親元を離れての海外経験ができたこと、それらが様々なチャレンジの源になっているのだと考えます。人生を左右する１年でした。是非ともこの素晴らしいプログラム引き続き支援をしていただければ幸いです。